【徹底レビュー】プロジェクター内臓のシーリングライト「popIn Aladdin」の良い点・悪い点をまとめたよ

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

「popIn Aladdin」というシーリングライトをご存知でしょうか。

  • 本体にプロジェクターが内臓されてあり
  • Androidと高性能CPUが内臓されたコンピューターでもあり
  • LEDを寒色暖色8段階で照明を調整できるシーリングライト

ということで、「世界初の3in1スマートライト」と称されているガジェットですね。

以下のサイトで5月に44800円で予約注文し、10月に受け取りました。

popin Aladdin:世界初の3in1スマートライト「popIn Aladdin」 公式サイト 限定予約価格実施中

 

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1番の魅力は「ケーブル配線の手間を省ける天井埋め込みデザイン」

これですよ、これ。

「ケーブル配線でゴチャゴチャしがちなプロジェクターを天井に埋め込める」ことに価値が大アリなんです。

プロジェクターという大きな持ち物が増えているにも関わらず、所有感感じさせない天井埋め込みデザインこそが、popin Aladdinの真骨頂でしょう。

 

僕自身、動画や映像メディアを結構な頻度で見るので、過去にもプロジェクターを購入したことがありました。

けれども、従来のプロジェクターの難点である「視聴するたびにケーブル配線を整えて、ピントを合わせるために高さや角度を調整して、手持ちのスマホやPCを繋いで操作する」という手間にストレスを感じてしまい、プロジェクター生活は長続きしませんでした。

買ったは良いけど、結局見る機会がほとんど無くて、押入れの奥底に封印したまま…というのが過去の僕。

プロジェクターの過去記事:5000円〜10000円で買えるコスパ抜群な人気プロジェクター7選 

 

なので当記事では「ケーブル配線が不要なプロジェクターは画期的である」という点を踏まえたうえで、popIn Aladdinの良い点・悪い点をレビューしていきます。

 

popIn Aladdinを使ってみて感じた「良い点」

一般の電球ソケットに取り付け可能で、取り付けが凄く簡単

最新ガジェットでありながら、築30年を超えるマンションに住んでいる僕でも難なく使えています。

一般的な電球ソケットに取り付けできるので場所を選ばないのが良いですね。

 

よく見るこれですね。

「引っ掛けシーリング」と呼ばれるもの。

 

一般的な引っ掛けシーリング5種類に対応しているので、取り付けできない家のほうがレアなのではないでしょうか。

 

僕自身、開封してから5分ほどで取り付けが完了。

詳しい開封と取り付けの様子については下記の記事をどうぞ。

開封&取り付けの記事:プロジェクター内臓のシーリングライト「popIn Aladdin」開封&取り付けの儀

 

ケーブル配線の必要がないので、設置に場所を奪わない

これは冒頭にも書いた通り。

配置の例として、合わせて部屋の写真を何枚か貼っておきます。

 

 

4畳半、12平米の狭い部屋でも40インチの投影ができる

我が家の間取りは「ユニットバスを含めて12平米・居間は4畳半」という小さなワンルーム。

一般的な家庭で言う「寝室」サイズの部屋でも、40インチほどのサイズで投影ができています。

 

最小で40インチ・最大で120インチの投影が可能だそうですが、使ってみた感じ、もう少し狭い部屋でもフォーカス調節で投影できるんじゃないかと感じました。(我が家の間取りでもフォーカス幅に余裕があった為。保証はしませんが)

投影できるサイズと部屋の間取りについては公式サイトに記載してあるので、そちらを参考にどうぞ。

 

Androidと高性能CPU内臓で動作がヌルヌル

こちらの動画を見てもらえれば一目瞭然ですが、メニューや画面の推移がとにかくヌルヌル。

高性能4コアCPUと2GBのメモリが搭載されているので、最新スマホにも引けを取らない動作をします。

操作するにあたってストレス皆無で、「動作スピードが早い」というのも従来のプロジェクターに勝るポイントでしょう。流石「3in1」。

 

700ルーメンで映像が明るく、晴れ間の昼だろうと鮮明に投影できる

さすが700ルーメン。

我が家は「カーテン無し」という比較的明るい間取りですが、晴れ間の昼でも鮮明に投影できてます。

 

加えて1280×800という解像度もあり、小さい文字も綺麗に映りますね。

プレゼン資料を投影するのにも活躍するでしょう。

 

harman/kardonの天井スピーカーが優秀

なんとこのプロジェクター、スピーカーが「harman/kardon」製なんですよ。

オーディオ業界の老舗ということもあり、音質は言わずもがな。

 

プロジェクターの映像なしで音楽だけ再生することも可能なので、スマホとBluetooth接続して音楽鑑賞するのに良く使っています。

 

参考までに、僕はBOSEの定番Bluetoothスピーカー「Sound Link mini II」を所有していますが、比較するとpopIn Aladdinは低音が物足りない感じ。

こだわりとして「映画館の重低音を堪能したい」という方は別途、スピーカーを用意したほうがいいかも。

(popin Aladdinは本体がスピーカーになるだけでなく、外部のスピーカーとBluetooth接続することも可能なので)

 

とはいえ、天井埋め込み式で「充電が必要ない天井Bluetoothスピーカー」としては見れば間違いなく優秀で、僕はこれを気にBOSEのスピーカーを手放すことに。

天井スピーカーの臨場感にハマってしまった…

 

起動して映像を投影するまでのハードルが丁度いい

プロジェクターの操作にはリモコンを使います。

そして電源ボタンを押してから、プロジェクターの画面が投影されるまで、およそ25〜30秒。

それから「アプリを選んで、見る動画を選んで〜」という動作を含めれば、1分ほどで動画鑑賞がスタートできます。

 

個人的には「動画視聴までのハードルが高すぎず、低すぎず」な点が気に入っていて。

というのも、配線が面倒だったり起動が遅くて「動画視聴が面倒すぎる」のも良くないし、かと言ってテレビのように「リモコンの電源ボタン1つで気軽に即視聴できる」のも良くない。

やはり映像コンテンツの中毒性は恐ろしいもので、視聴までのハードルが低すぎると、動画漬けの毎日になってしまうから。

 

ちなみにpopIn Aladdinのスマホアプリを使えば、スマホをリモコン化することも可能。

リモコンに関しては物理形式のほうが使いやすいので、利用頻度は少ないですが…

 

壁に対して水平じゃなくても、斜めに投影できる

おわかり頂けますでしょうか。

この画像は壁に対して水平ではなく、左斜め80度くらいに投影している様子です。

なので「電球ソケットと水平方向の位置に障害がある」という場合でも、ある程度なら横にスライドさせて投影することも可能。

 

ただし、「台形補正」を使って無理やり投影させることになるので、夜など暗いシーンでは写真のように歪な写し方になってしまいます。

映像そのものは長方形できちんと投影されますが、映像周りに斜め台形の光源がはみ出るといった具合。

 

参考までに、こちらも斜めに投影した昼時の写真ですが、明るい場所での投影だと綺麗な長方形のみが投影されています。

 

画面の前に立っても影が映らない

これは地味に便利な点。

天井から投影する仕組みということで「映像の前を歩くと影が映り込む」というプロジェクター特有のアレが起こりません。

多人数でプロジェクターを囲む時、「画面の前を通るから」とわざわざ配慮しなくて住むのは快適です。

 

取引が多く、メルカリ等でも手放しやすい

唯一の「プロジェクター内臓シーリングライト」ということもあり、メルカリでも取引が盛ん。

新品未使用で60000〜70000円で取引されている様子。不要になっても高値で気軽に手放せるのも、ミニマリスト的にはGoodなポイント。

2018年10月時点だと公式サイトの先行予約で79800円かつ11月以降の配送になるので、早く試したい・安く購入したいという方はメルカリの利用も手だと思います。

popIn Aladdinのメルカリ:popin aladdin, 商品一覧 – メルカリ

 

popIn Aladdinの残念な点

「Amazonプライムビデオ」「Netflix」など主要の動画定額サービスが使えない

popIn Aladdin最大の弱点だと思います。

映像に強いプロジェクターでありながら、投影できる映像コンテンツが少ない。

現状プロジェクターで投影できるコンテンツが「Youtube」「AbemaTV」「TED」の3つのみ。

 

主要な動画定額サービス「Amazonプライムビデオ」「Netflix」「Hulu」などが使えません。

これに関しては「アップデートで追加していく。今は各社と交渉中」という公式アナウンスがあるので、対応も時間の問題と思われます。今後の進展に期待。

※iPhoneの画面をミラーリングで表示する機能がありますが、静止画のみで動画が映らなかったです。Netflixやプライムビデオなど映像を写すと画面が真っ白になる。

※Android内臓ですが、Googleストアがインストールされていないのでカスタマイズ不可能

 

「部屋の中央にしか設置できない」ので、投影サイズが小さくなりがち。高い位置にしか投影できない

従来の配線型プロジェクターと比較して劣るのが「壁によせて設置できない」点。

つまり電気ソケットのある位置、部屋の中央にしか設置できないということは「焦点距離が短い」ということ。

かつ、「投影可能な位置が高い」ので、ロースタイルなインテリアだと首を上げて見上げる形になります。(投影の位置は設定で下方調整できますが、写真の位置が限界でした。)

 

僕の部屋の間取りだと、映画館の前の席で見上げるようなイメージ。

なので「テレビのように肩と同じ目線で見たい」という方は、高めのイスやベッドが必要になってきます。

 

「天井に重い物がある、地震で落ちるんじゃないか」という不安感

これは読者さんに指摘された点で、「地震の時に危なくないか?」と。

popIn Aladdinの重量は4.9kg。コンパクトなサイズの割にはズッシリ感のある重量。

とはいえ流石に、製品として落下防止の対策もされているようで…

 

画像は電球ソケット周りの写真ですが、落下防止用のフックで固定されています。

僕自身、落ちてこないかのテストでプロジェクター本体を激しく揺さぶったり、引っ張たりを何度か繰り返しましたが、落ちる心配はありませんでした。

震度6とか7で揺れても落ちなさそうな感じ。

 

それと個人的な見解ですが、最悪の最悪で、万が一にも頭部に落下しても致命傷には至らないかなぁなんて思ったりもします。

というのも、popIn Aladdinを覆うシーリングライトのカバーが柔らかく柔軟性のあるの素材(画像左側)で、頭にぶつかっても痛みが少なそうな。これは言葉では説明しにくい…

そもそも、ある程度の強度で天井に固定されていることもあり、地震に関して僕はそこまで気にしていません。

どうしても気になる方は、popIn Aladdinの真下で寝ないなど対策されてはどうでしょうか。

 

(終わりに)定価99800円の価値はあるのか?

popIn Aladdinの価格は定価で99800円。

こちらの製品はクラウドファウンディングから出資を募って開発された製品でもあり、僕が先行予約した5月の時点では44800円で購入することができました。

そして現時点、先行予約ができる2018年10月時点でも79800円。従来の定価である10万円は、映像プロジェクターとしては中価格帯でしょう。

 

僕自身はこれまで1万円程度の安いプロジェクターや、オーディオマニアな実家にある100万円弱の本格プロジェクターに触れた経験もありますが、popIn Aladdinの定価10万円は技術料込みでも適正価格だと感じました。

2018年時点ではpopIn Aladdinみたく「天井に配置でき、シーリングライトに内臓されたプロジェクター」は他に例がなく、変えが効かない製品です。

価値を感じる人ではあれば10万円でも安いでしょうし、プロジェクターという物に馴染みがない人からすると高く感じるかもしれない。

なので都内在住もしくは大阪在住の方であれば、店舗にて実機に触れることができるので、購入前に店頭で体験するのをオススメします。

実機を体験できる店舗(公式サイトを参照)

  • 二子玉川 蔦屋家電
  • ビックカメラ 有楽町店
  • ビックロ ビックカメラ 新宿東口店
  • ヤマダ電機 LABI1日本総本店池袋
  • ヤマダ電機 LABI品川大井町店
  • ヤマダ電機 LABI1なんば店
  • ヨドバシカメラ Akiba店
  • ヨドバシカメラ 梅田店

 

僕はというと44800円の先行価格で購入した身ですが、結果から言うと大変満足しています。

もしも店頭でデモ機に触れていたら、10万円でも買っていたと断言できるほどには。

素晴らしい製品を世に生み出してくれた、株式会社popInさんには、ただただ感謝です。

popin Aladdin:世界初の3in1スマートライト「popIn Aladdin」 公式サイト 限定予約価格実施中