ミニマリストしぶ
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福岡の豪雨や札幌の地震しかり、2018年はなにかと震災が目立つ年だったと思う。
だから、防災道具を所有することにした。
震災を機に、気になってた防災道具を購入した。
”たくさんの防災用品を詰め込んだリュックを、災害時に収納の奥から探し出す。それは災害のリスクを軽減することになるのでしょうか。避難所へ行くまでのあなたを守る、必要最低限のアイテムを収めた防災セット”
MINIM+AIDhttps://t.co/Fn4zpIoBEb pic.twitter.com/XMOTTmlj6G
— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) 2018年6月18日
これまでの僕はと言うと、物を持ちたくないミニマリストであり、福岡という災害が比較的少ない都市で生活していることもあってか、防災道具を揃えようなんて考えたこともありませんでした。
けれども、自分の近隣や身近な人が災害にあっているのを目にすると、流石に他人事じゃなくなる。
そこでチョイスしたのが、この筒型の防災道具「MINIM+AID」。読み方は「ミニメイド」です。
ミニマルな筒に収容されている物は、たった4つの防災道具。
- 電球
- 小物入れ
- ラジオ
- 雨具
防災道具でありながら、インテリアにも馴染む外観はもちろん、「食料が一切入っていない」という潔さに引かれましたね。
ぶっちゃけ、これだけ飽食で食料が余ってる時代に「食料を持って逃げる」とかマジで贅沢過ぎるんですよ。
生き延びてたら、最低限生きる程度の食料には困らない。
だからこそ、”食料なし”の防災道具に惹かれた。逃げるために身軽さを優先するほうがよっぽど大事。 pic.twitter.com/I0jZJ4o8r6
— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) 2018年6月18日
身軽さ重視。
「とにかく己の体を優先して逃げろ」というコンセプトがもう、ミニマル。
そんなミニメイドですが、メタリックな筒に詰まった4つの防災道具を取り出して使う形になります。
1つ目は「ランタン」。
USB-Bケーブルもしくは乾電池の片方で動作する電球です。
2つ目は「小物入れ」。
購入した直後の中身はラジオ用イヤホンだけでしたが、僕は加えて
- 口紅サイズのiPhone用モバイルバッテリー「iWALK」
- 世界最薄1mmのコンタクトレンズ「Magic」3日分
- 耳栓「MOLDEX メテオ」
を収納しています。メガネケース程度のサイズ感なので、本当に最低限しか入らない。
厳選して中身を選ぶ必要があるでしょう。
3つめはラジオ。
個人的に、ミニメイドの中で最も重宝するだろうと思ったのがラジオで、乾電池もしくは手動で発電することが可能。
ラジオとしてはもちろん、付属のUSBケーブルを使うことで手持ちのスマホや電球を充電することもできます。
災害で優先度の高い「情報」「電気」をこれ一つで賄えるのは非常に頼もしい。
最後、4つ目は「レインコート」。
ポリ素材のレインコートが圧縮して収納されています。
(ちなみに開封直度に1度テストで取り出してみたところ、圧縮が非常に大変だったので未開封のままにしておくのがオススメ)
これら4つの防災道具に加えて、ミニメイドの蓋の裏にはホイッスルが収納されています。
これを含めると、5つの防災道具が常備されていることに。
ショルダー紐を使ってクローゼット等に吊るすことも可能。
筒の中に防災道具を詰め終わったら、玄関付近に設置。危険を感じてもミニメイド1つですぐに逃げられます。
何より素晴らしいのが、省スペースの甲斐あり置き場所にも困らない点。
「無駄に大きいカバンのせいで置き場所に困って、寝室など意味のない場所におく」なんてナンセンスも未然に防げます。
- 「防災道具を所有している」を感じさせないデザインだけで、もう満足
- 省スペースで置き場所に困らないのがGood
- 電球やラジオ等の内容で約20000円は割高に感じる人もいそう。「最低限が筒1つに詰まる」というデザイン料金と割り切る必要アリ
防災道具って揃えだしたらキリがなく、むやみやたらと詰め込んで足取り重くなる…なんてことも多いので、「これだけあればいい」と潔くミニメイドに収めてしまうのも手。
購入して半年、まだ活躍の場面はありませんが、玄関に置いておくだけで「最低限の災害には対応できる」という安全を得られています。
(万が一)食料を持って逃げる余裕があるなら
ミニメイドさえ一つあれば「早く家から避難しなければならないほど危険な状況」であっても、楽に防災道具を持ち運びすることはできる。
けれども、ミニメイドに加えて食料も持ち逃げる余裕がある…というシーンのほうが多いでしょう。
そういった際には「家にある非常食」を普段使いのリュックに入れて、避難所なりに移動します。
もともと我が家は冷蔵庫が無いこともあり、粉物や缶詰など「冷蔵が不要な食料」が普段から常備されています。
例えば…
プロテインは水さえ溶かせば、重要なタンパク源に。
非常時はもちろん、普段の献立にも使えるサバ缶。
常温保存できる、最低限の糖質。
お決まりの水は、2Lx2本を常備。
24本を箱買いで常備しているペットボトル飲料。貴重なカフェインレス緑茶。
これだけあれば2〜3日は贅沢な飯ができます。
もしもこれ以上必要になったら、もう諦める。支給に頼る。
これが僕の人生だったのだと。運に恵まれなかったのだ。
なのでミニメイドを1軍として、普段使いのリュックを2軍として、常備している食材やら家にある日用品を詰める。
不確実な未来にどれだけ備えたら良いかなんて、災害が終わるその時までわからない。
なので、これ以上はストックしません。これが僕の最善だから。