ミニマリストしぶ
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※この記事は前回の「ミニマリストだからこそ、情報を最大限に浴びるといい」の続きです
前回のまとめ
- 情報=自分の可能性を広げてくれる良品
- 情報に触れて疲弊する人は、触れる情報源に問題がある
- どうでもいい他人の日常や愚痴など余計な情報にフィルターをかけ、興味ある分野の情報が最大限に流れてくる環境を整える
人の思考って、驚くほど環境に左右されます。
「良質な食事が健康な体を作るように、良質な情報が健全な思考を作る」といっても過言ではない。
だから情報収集するにあたって、理想の状態は「良質な情報だけが、最大限に流れてくる環境」を構築することです。
そのための3ステップがこちら。
- 見ない情報を決める
- 興味ある分野・信頼できる個人など気になる情報源を全て購読
- 購読している情報源を入れ替える・普段使いのアプリを絞る
それでは1から順に、実際に僕が実践している方法を交えながら解説していきます。
①見ない情報を決める
まずは「こんな情報は見ない」とフィルターをかけることから始めましょう。
「どんな情報に触れるかよりも、どんな情報に触れないか」を重視します。
僕が見ないと決めている情報
- SNSにアップされる、どうでもいい他人の日常・愚痴
- 自己肯定感を下げる2ちゃんねる・ニュースサイトのネガティブなコメント欄
- 誰が書いたのかわからない身元不明の記事・サイト
SNSにアップされる、どうでもいい他人の日常・愚痴
他人の人生に時間を奪われるだけですし、つい自分と比較して消耗しがいがち。
▼なのでTwitter等のSNSでは「そもそもフォローしない」「ミュートして非表示」にするなどの策を取っています。
「友達なのにフォロー外された」なんてグダグダ言ってくるやつは、友達に値しませんよ。
仲が良いからといって必ずしも、その人が発信する情報に興味があるわけじゃない。
なので「この人が発信する情報は自分のためになる」と思えなかったら、学生時代の付き合いであったり、仕事関係で面識があったとしてもフォローしません。
誰がどこで何を食べた、どこへ行ったなんてどうでもいいですしね。
自己肯定感を下げる2ちゃんねる・ニュースサイトのネガティブなコメント欄
▼「Yahooニュース」のコメント欄とか「2ちゃんねるまとめ」の書き込みってネガティブな書き込みだらけです。
見ているだけで自分が否定されるような気持ちになるし、無意識に「批判するクセ」が染み付いてしまう。
批判するだけの人生ってすごく楽です。自分だけ傍観者キメて、上から見物するだけで良いから。
そんな「自分の有限な時間を、他人の批判をするために使う人」の思考に触れたくないですし、染まりたくないから「見ない」と決めています。
誰が書いたのかわからない身元不明の記事・サイト
「リンゴは赤い」
「1日は24時間」
事実は誰が言っても同じです。
だからこそ、どんな事実が書いてあるかよりも「誰が言ったのか」のほうが100倍重要。
▼僕のブログ記事の最初に、プロフィールが書いてあるのは「誰が書いたのか」身元をはっきりさせるためです。
例えば「ガン 治し方」で検索して、誰が書いたかもわからない医療系の記事が出てきたら「本当に大丈夫なの?」と不安になりますよね。
体にまつわる大事なことだからこそ、医療に携われる医師であったり専門家が書く情報に価値がある。
嘘の情報に惑わされないためにも「この情報発信者は、本当に信頼できるのか?」と確認するクセを身につけるべきです。
②興味ある分野・信頼できる個人など気になる情報源を全てを購読
「何が自分に合っているか」を確かめるためには、まずは色々な情報や価値観に触れる必要があります。
▼物と同じく気になったら試す、トライアンドエラーの繰り返しです。
「欲しい」と思った物はさっさと手に入れてしまおう。
買うかどうかで迷い続ける時間の方がずっと無駄だ。
必要かどうかは手にして初めてわかるし、必要ないとわかればすぐ売るなり手放せばいい。
トライアンドエラーを高速で繰り返して、必要な物を瞬時に見抜けるミニマリストを目指せ。
— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) 2017年8月12日
そのためにも初期は「好きor気になる」分野の情報源を、くまなく購読しましょう。
「自分の興味ある分野」を確認するための具体例
- ニュースアプリを使って、自分の興味ある分野の情報を確認する
- Twitterで気になる個人を手当たりしだいフォローする
- 「Feedly」を使って、気になるブログやサイトを登録する
ニュースアプリを使って、自分の興味ある分野の情報を確認する
「何に興味があるかわからない」という人はニュースアプリを使って、自分の興味ある分野の情報を確認すると良いです。
▼おすすめのニュースアプリはシンプルかつ情報リソースの多い「スマートニュース」
デフォルトの状態で使うのではなく、アプリ内にある「もっと」の項目から、気になったものを厳選してください。
Twitterで気になるアカウントを手当たりしだいフォローする
自分で読んでいるブログやサイトの運営者など、信頼できるアカウントをフォローしましょう。
※冒頭で話したように「面識があるから」「自分をフォローしてくれたから」という理由でフォローせず、本当に気になるアカウントだけをフォローする。
例として、僕がフォローしているアカウント一覧も公開しておくので参考にしてください。
▶︎ミニマリストしぶ(@minimalist_sibu)さんがフォローしているアカウント一覧
「Feedly」を使って、気になるブログやサイトを登録する
「Feedly」を使えば、気になるブログやサイトの新着記事をまとめてチェックすることができます。
▼当ブログでも、過去に「Feedly」の使い方をまとめた記事を書いているので参考にしてください
「Feedly」を使ってお気に入りのブログを効率良く読む方法
③購読している情報源を入れ替える・普段使いのアプリを絞る
この段階まで来たら、あとは購読する情報を取っ替え引っ換えするだけ。
時期によって自分の興味の対象は変わるので、購読をやめたり追加したりを繰り返せば良い。
▲例えばTwitterだと「見逃しなく1日でチェックできるフォロー数は100までだな」といった具合に、自分の許容量がわかってきます。
なので僕は月1くらいで「フォロー」の項目を見直して整理しています。
▲Feedlyも一度登録すると、そのまま放置しちゃいがち。
「面白そうだったから購読したけど、しばらく読んでみてなんか違ったな」と違和感を感じたら「UNFOLLOW」で購読を解除しましょう。
あとは普段使いのアプリを絞って、情報収集にかける手間をできるだけ減らす。
例えば、僕が情報収集の目的で毎日使っているアプリは2つだけです。
- Twitter(情報の鮮度が高く、個人が発信するリアルな情報が流れてくるから)
- Feedly (自分の読んでいるブログ・サイトの更新情報を一度にまとめてチェックできるから)
この2つを巡回するだけで、必要な情報が自動で集まってくる状態。
過去には色々なニュースアプリにも手を出して何個も同時にチェックしていましたが、「自分の興味」を把握できてからはこの2つに収まっています。
ツールの数が多くなってしまうと、それだけチェックするのに時間が掛かってしまう。
なので情報収集に使うツールはできるだけ少なく絞りましょう。
情報を浴びて、自分の頭で考えるクセをつけよう
最後に3ステップの流れをまとめておきます。
- 見ない情報を決める
- 興味ある分野・信頼できる個人など気になる情報源を全てを購読
- 購読している情報源を入れ替える・普段使いのアプリを絞る
そして最後にひとこと。
情報を浴びるだけで済ませず、「情報を得て考えたこと、感じたことを自分で発信する習慣」を身につけてください。
SNSで自分の意見を一言付け加えて投稿するだけでもいいし、ブログに書いたっていい。
この流れで保険証やら国が発行する身分証は全部デジタル化して欲しい。
“マイナンバーカードが手元になくても、スマートフォンに組み込まれたカードの情報で行政手続きを進められるようにシステムを改修する方針”https://t.co/K7AWBHBBXD
— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) 2017年8月24日
【ブログ更新】
現金、保証書、身分証、ハンコ…個人情報が載る大事な物に限って形として残ってるし、自己管理能力の高さが強要されるって変だ。
自己管理ができない人でも、誰でも良さを発揮できるシンプルな世の中の方が良いに決まってる。https://t.co/4yUNzAIMFf
— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) 2017年8月18日
浴びた情報を自分で整理して、自分の頭で考える。
それが情報を血肉にするための、一番の近道ですから。