最終更新日: 2016/12/12

「テレビを見ない生活」から「テレビを見る生活」に戻した理由

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

「テレビって見る必要ある?時間もったいなくない?」

そんな風に考えていた僕の部屋にはテレビが置いてありません。

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僕は物心ついた時から時間があればずっとテレビを見ていたし、

実家にはテレビが4台置いてあるくらいテレビ世代な家庭の元で育ちました。

 

そして今、一人暮らしを始めてからはテレビを買わず、部屋にテレビのない生活を送っています。

テレビを置かなければだらだら番組を見ることもなくなると思ったからです。

が、「テレビを見ない生活」は半年くらいしか続きませんでした。

 

今回はテレビを見ない生活を続けてみて感じたメリットやデメリットについてまとめつつ、

「テレビを見ない生活」から「テレビを見る生活」に戻した理由についてお話します。

 

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「テレビを見ない生活」で感じたメリット

自分主体の時間が増える

ボタン1つでテレビの電源をONにしてしまうリモコンの魔力は恐ろしいです。

見たい番組も無いのに、気づいたらテレビの前に寝っ転がって数時間が経っていた…なんてこともザラです。

テレビの無い生活を送っていれば「なんとなく寂しいから」とダラダラテレビを見ないで済みます。

 

テレビばかりを見ていると、メディアから一方的に発信される情報ばかりが目について受け身がちな生活になってしまいます。

テレビを見なくなるとその分自由な時間が増えるので、自分から進んで本を読んだり家事をするようになったりと主体的な活動が増えてきます。

僕の趣味は読書ですが、本を読むようになったのはここ1,2年以内の話で、テレビのある実家を離れて一人暮らしを始めてからです。

関連記事:毎月30冊読めるようになった、読書量を増やす超具体的な方法 | シブシブ

 

受け身一方なライフスタイルを抜け出せる

そしてテレビを見ない生活を送って始めて気づいたのは「僕たちは自分が思っている以上に時間がない」という事実。

テレビを見ないようようになって自分の時間が増えたはずなのに、

読書や家事に創作活動etc…自発的な行動を取っているといくら時間があっても足りないて感じてしまいます。

 

「何か新しい事を始めたいけど時間がない…」とグチグチ悩んでいる人に限って、無駄にテレビの前で時間を費やしたり、

人との無駄な付き合いで時間を浪費していたりします。その理由は、

自発的な行動を取ろうとせず、受け身な行動ばかり強要されている自分のライフスタイルに気づけないからでしょう。

受け身なライフスタイルを抜け出して自発的に動けるようなる簡単な第一ステップが「テレビを見ないようにする事」です。

 

テレビを置かなくて済むので部屋が広くなる

これは物理的なメリットですね。

ブラウン管のテレビが無くなり薄型テレビの時代になったとはいえテレビを置くには配線を整える必要があるし、

テレビ台を置く必要性が出て来たりとなんだかんだで場所をとります。

 

逆に「テレビを見ない生活」で感じたデメリット

ここまでテレビを見ないメリットばかり挙げてきましたが、当然デメリットもつきまといます。

世間の流行についていけないことが増えた

「火曜日のあのドラマ見た?」

なんて言われると話についていけないです。

多くの人がインターネットを使うようになり、Youtubeなどの動画配信サイトや番組のオンデマンドサービスが増えてきたとはいえ、

世間が主体とするメインの情報源は未だにテレビがメインなんですよね。

 

「恋ダンス」がブームになっている「逃げるは恥だが役に立つ(通称逃げ恥)」もテレビドラマです。

逃げ恥のようにテレビ発信のメディアが流行すると、どこか距離を感じてしまうこともしばしば。

人との会話でもテレビ番組が話題になったりすることも多く、なんだかんだでテレビを見る人たちの方が多数派なんだと実感させられることも多いです。

 

家に知人が来た時に手持ち無沙汰になる

家に知人や友達が来て、何もすることがないという状況になると凄く困ります。

「・・・会話が途切れてれてしまった。沈黙に耐えられないどうしよおおお」

と間が持たないこともしばしば。コミュ障には辛いですね。

 

まぁ「沈黙が耐えられないような人間関係であればそれまで」ってことで割り切ることもできます。

深く結ばれた人間関係であればテレビが無くても問題ないはずですし、むしろテレビがない事で会話も弾んでより良い付き合いができるはずなんですけどね。

 

災害に気づくのが遅れる

災害情報がいち早く勝手に流れてくるというのは、受け身なメディアであるテレビの強みですね。

災害情報に関してはインターネットなどを使って自分から受け取りにいくよりも、テレビを見ているほうが早く確認することができるのは間違いないです。

 

全くテレビを見ない生活はつまらない

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ここまで散々「テレビ見ない生活」について語り「テレビ見ない俺知的でカッコエエやろ?」オーラを醸しながらも、

現在の僕は「テレビを見る生活」を送っています。

もちろんインターネットだけでもある程度の情報が取れる時代になったし面白いネット動画も増えてきたとはいえ、

テレビを見ない生活も見ない生活も両方やってみた思ったのは「全くテレビ番組を見ない生活はつまらない」ということ。

ネットでは時々、「我が家にはテレビがありません」とか「もう何年も見てない」って人がいますが、今でもよくテレビを見るあたしとしては「まじ?」って感じです。

・・・

だから「テレビを見ない」って人が、いったい何で情報収集しているのか、すごい不思議。

もしかしてネットから??

そんなもんで、よく情報収集できますね。

・・・・

「見たい時に見たい番組の、見たい部分だけ見る」が簡単にできると、今でもテレビはめちゃくちゃ面白い。

「見たいモノだけを選んで見る」ようにすれば、テレビコンテンツにはすごくいいものが多く、「一切見ない」なんてスゴクもったいない。

引用元:テレビを見ない人がいるなんてびっくり – Chikirinの日記

引用文は社会派ブロガーちきりんさんの意見で僕も大賛成なのですが、結局テレビを毛嫌いしている人ってテレビの見方が下手くそなんですよね。

 

見たい番組だけに絞れば時間の無駄にならない

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「テレビは時間泥棒だ」

「テレビ番組よりもネット番組の方が面白い」

「テレビは貧乏人の娯楽」

なんて言ってしまうのは正しいテレビの見方を知らないだけです。

だから僕は自分が見たい特定の番組だけを録画して見るために、ネットに接続できるレコーダーを利用して、スマホとPCで番組視聴できるように設定しています。

関連記事:スマホやPCでテレビを見れるnasne(ナスネ)が便利なので皆におすすめしたい | シブシブ

 

相変わらず部屋にテレビは置いてありませんが、テレビリモコンがないので無駄にテレビをダラ見することはありません。

(スマホやPCでテレビを見るには、ロックを解除する→アプリを開く→見たい番組を選択するという手間が掛かるので、意図的にダラ見を防ぐことができます)

CMもカットして、面白く無い部分は早送りする。

そうやって自分が本当に見たいと思える部分に絞って視聴すれば、

時間を有効的に使いつつ、気になる番組の面白い部分だけをつまめるようになりました。

 

テレビ漬けで毎日数時間、週に10時間〜20時間以上テレビを見ていた昔とは違って、

現在では見たい番組をチェックしつつも、週3~4時間の視聴で済んでいます。

 

正しいテレビを見方ができていれば、時間の無駄遣いも無くなるはずなんです。