無料のドーナツを食べるために、自分の1時間を安売りしている人たちへ

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

先日「ドーナツ2個を無料でもらうため1時間並ぶ人の多さ」というニュースを読みました。

これを見て思ったのは、この行列に並ぶ人たちって「自分の時間を安売りしている」という感覚が薄いのだろうなと。

以下、ニュースの引用文です。

なぜ1時間も待つくらいなら、翌日に定価で買おうと考えられないのか。

ミスタードーナツは普段であれば並ぶことなく1分もあればおいしいドーナツを買える。

この日は1時間や2時間待てば無料でドーナツをもらえたかもしれないが、今の日本人は自分の1時間よりドーナツの方が価値のあるものだと考えているのだろうか。

1時間働いた賃金でドーナツを待たずに買おうとなぜ思えないのか。

出典:ドーナツ2個を無料でもらうため1時間並ぶ人の多さ 80代男性が警鐘

もっと言うと「無料なんだから貰っておかないと」というモッタイナイ精神が抜けていない。

ドーナツを2個買ってもせいぜい200円ちょっとです。

それを1〜2時間もかけて並んでまで、食べようとしている。

勿体ないと思って受け取ること自体が、勿体ないというジレンマに陥っています。

 

2個のドーナツと、それを得るための時間を天秤にかけて判断してください。

1時間で200円を受け取ることはできても、200円で1時間を買うことはできません。

今回の例みたく無料のドーナツを受け取るために、人間にとって1番の資産である時間を消費してしまっています。

 

選択の基準を「無料だから」「お得だから」にすると、中途半端なものに対して時間を費やすことになる。

・・・そんな話をしたくて、この記事をミスドで買ったドーナツ2個を食べながら書いています。

最後に、この記事で一番伝えたかったこと話しますね。

本当に食べたいものなら、自分のお金を払ってでも食べるんですよ。

 

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