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「いつかキャリケース1つで、旅をしながら暮らしたい」
そんな思いを込めて、最大容量のキャリーケースを購入したのが2016年4月のこと。
その日から1年6ヶ月たった今、「旅しながら暮らす」を実現し終えた僕はキャリーを手放すことにしました。
この記事では手放す前の忘備録もかねて、実際の使用感を書き残しておきます。
正式名称は「キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー」です。
色はベージュという表記。ぱっと見はゴールドのような発色ですね。
キャリーケースの中身はグレー。
明るすぎず暗すぎずな、程よい色味が無印らしい製品です。
サイドポケット部分のファスナーを下ろすと収納スペースが露わに。
このスペースにガジェットのような「落下すると困るもの」を収納していました。
参考までに「キャリケース1つで、旅しながら暮らす」を実践していた当時の写真も。
85Lのモデルでおよそ1週間分の荷物を詰めていました。
▶︎旅して暮らすミニマリストがキャリーケースに詰めた94個の持ち物リスト
画像真ん中の正方形はタイヤのストッパー。
電車のような揺れの強い乗り物に乗った際にありがちな「タイヤが転がるからキャリーから手を離せない」というシチュエーションも、ストッパーをかけることで解決。
使用した感じストッパーもかなり強力で、電車でも問題なく、手を離して置きっ放しにできました。
「このキャリーを買ってよかった」と思った一番のポイントがこのキャリーバー。
過去に楽天で買った4000円のハードキャリーを使ったことがありますが、それは2段階でしか調節できなかったので、値段の違いがわかりやすかったです。
人の身長や、移動場所の高低差によって、キャリーバーの最適な長さは常に変動します。
「短すぎても足がぶつかるし、かといって長くしすぎると引っ張りにくい…」という旅の最中に感じる不満を綺麗に解消してくれました。
こちらの製品、2017年の4月以降に販売された物はタイヤ部分がアップデートされています。
静音性が向上して、走行時の音が静かになっているそう。(僕が使っているのはアップデート前の旧式)
僕はそこまで走行音に敏感ではないので、旧式でも全然気になりませんでした。
どんな場所を走ろうとも、どっちみち音が鳴るのは避けられないですしね。
ポリカーボネート100%の素材が使われたハードケースは耐久性も抜群。
ただし僕が使っていたベージュは、1年6ヶ月の使用でわずかな汚れが。
遠目に見るとわからない程度ですが「個人的には汚れが目立たないブラックにしておけばな」と思ったのが正直なところ。
(持ち物をブラックで統一したかったというのも、手放した理由の1つ)
特筆すべきは「長く使っても劣化しない」高い耐久性
無印良品のキャリケースは高価な部類に入ると思います。
1週間分の85Lサイズで当時29000円(税込)で購入していますし、他のメーカーで探せば同じ容量でもっと安いキャリーケースは見つります。
当時は「高いなぁ」と思いつつも、1年6ヶ月使用してみて関心したのが、その高い耐久性。
僕は旅しながら暮らしていた分、人よりも頻繁に使っていたし、各種ガジェットや家電など重い荷物を詰めてヘビーに使用していました。
にも関わらずタイヤ部分や表面のハードケースがほとんど劣化していない。
キャリーケースの価格が反映される部分はどこかと言うと、デザインはもちろんですが、特に”耐久性”ではないかと。
さらに購入から3年間は、無印良品がキャリーを無償で保証してくれるので、手厚いケアも受けられます。
そしてこちらのキャリーケース、Twitterにて引き取り手を募集してくれたところ、無事に見つかりました。
浪人生をしているさかたい君が引き継いでくれることに。
現在は大阪に住む彼ですが、志望校は福岡の大学だそう。合格したら同郷になりますね。
大学生になったらこのキャリーケースをフル活用して、たくさん旅をしてもらえれば幸いです。