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「自分にとって必要最低限の持ち物だけで生活する」
そんな持ち物に対して、一層強いこだわりをもつミニマリストのカバンには何が入っているのか。
題して「ミニマリストのカバンの中」。
当企画の第3号として、札幌市に住む女性ミニマリスト「エリサ」さんに取材させて頂いた。
エリサさんについて
札幌市在住のミニマリスト。
株式会社「風船の魔法使い」代表取締役を務める起業家でありながら、バルーンアーティストとしても活動している。
ブログ「魔法使いのシンプルライフ」では自身のミニマリストライフを公開中。
ミニマリスト関連の著書「トランクひとつのモノで暮らす」「モノを減らすと幸せがやってきた」など多数。
エリサさん愛用のカバン
エリサさんの愛用カバンは「IKOT」のお財布ポシェット。
クラッシュレザーを使った肌感触のよいカバンでありながら、片手で掴めてしまうほどミニマルなサイズ感になっている。
現金・カード類は全てポシェット内に収納されてあるため、エリサさんは財布単体を持ち歩いていない。
財布とカバンを統合して持ち歩くあたりが、ミニマリストらしいチョイスだ。
こちらがエリサさんの全身写真。
着用しているトップスはビビッドで目立つ発色だが、黒のアイテムと合わせて落ち着いた雰囲気にまとまっている。
エリサさんのカバンの中身
- iPhone SE
- 名刺ケース
- ワセリン
- ハンカチ
- 色付けリップ
- ネイルオイル
- ボールペン
- キーチェーン
ポシェットのサイズがミニマルなだけに、中身の持ち物が少ない。
持ち物の中に柄物のアイテムが多いのも「遊び心」を大事にするエリサさんならでは。
最小サイズのiPhoneを包むのはシンプルなクリアカバー
エリサさんが使用するiPhoneは、ミニマリストにも使用者が多い「SE」モデル。
女性の手にも馴染む、最小サイズのiPhoneを透明のクリアケースで保護している。
「遊び心」を取り入れた、柄物の文具類
持ち歩いている文具類はボールペンと名刺ケースの2つ。
両方とも、エリサさんの「遊び心」を取り入れた代物だ。
持ち歩いているボールペンは「ぺんてる」のエナージェル。
幾何学パターンでありながら、コンセプトはシャム猫になっているという。
まさに「他人からは気づかれない、自分だけが知っている遊び心」。
メタリックな素材で作られた名刺ケースは、仕事先の北京にて購入した物。
実はこれまで紹介したエリサさんのトップスや柄物の持ち物すべて「ブルーベース(青みの色)」になっているのにお気づきの方はいるだろうか。
自身のパーソーナルカラーでもある「ブルーベース」で統一しているのはエリサさんの拘りだ。
パーソナルカラーとは、その人の生まれ持った色(肌・髪・瞳・頬・唇など)と雰囲気が調和した色(=似合う色)のこと
出典:@cosme
持ち歩く化粧品は3つ、ポーチも使わない
- ワセリン(メンターム)
- 色付けリップ(KATE)
- オイルリップ(キューティクルオイル)
エリサさんが持ち歩く化粧品はたったの3つ、しかもポーチの類は使わずポシェットにそのまま収納されてある。
保湿用のワセリンは、自前で用意したミニマルな容器に移して持ち運ぶ。
エリサさんはオイルでのネイルケアを欠かさない。
ここでもパーソナルカラーを意識した「似合う色」のネイルを施してあるのが伺える。
エリサさんにQ&A
Q1 ブログを始めたきっかけは?
物を減らしたいと考えたとき、猛烈に片付けや断捨離関連のブログを読んでいきました。
そうして実践をしていくうちに蓄積された気づきやノウハウをアウトプットをしたいと思い、ブログを書き始めました。
Q2 「白」と「ブルーベース」の色に拘る理由は?
ミニマリストという生き方に出会ってから、「白だけの空間に住みたい」という欲求が高まりました。
白そのものが好きというのもありますが、色を添えたときに最高に引き立ててくれるというところにも惹かれています。
Q3 今、気になっている物や欲しい物は?
懐中電灯です。
つい最近も、九州で起きた災害を通して「他人事ではない」と感じました。
「自分の命を守ってくれる物」は揃えておきたいと思うので、防災グッズを探しているところです。
でも部屋に置くからには、インテリアに馴染むような防災グッズを置きたいと考えています。
Q4 バルーンアートと着物以外でハマったものは?
ガラス・ビーズアクセサリー・縫い物など、モノ作り全般に手を出しましたね。
それでも、長く続けているのはバルーンアートと着物の2つ。
モノ作りに使う材料や道具をたくさん所有していた時期もありますが、このふたつにはまって以来、他のものづくりをする機会はずいぶん減りました。
Q5 札幌で1番おすすめの観光スポットは?
モエレ沼公園です。
ほとんどのアートは美術館のように「手を触れはいけない」と縛りが多いです。
ですが”アートパーク”と称されているモエレ沼公園は、デザインされた芝生やオブジェクトなどに手を触れ足で歩き、体でアートを感じることができます。
「自分の『ちょうどいい』を探す」がテーマ。
札幌在住、福の日生まれ、好きな飲み物はぬるい水。
風船の魔法使いとしてカラフルな風船で非日常を、ミニマリストとしてシンプルなモノで日常を彩る。
ブログ:魔法使いのシンプルライフ
Twitter:@erisaslife
Instagram:@erisaslife
編集後記
カバン企画で持ち主の自宅へ訪問したのは、今回が初めて。
バルーンアートを際立たせるために選んだという「白の部屋」は、まさにミニマリズムの本質である”強調”を体現している部屋であった。
そしてエリサさんはアーティストとしての自分を際立たせるため、手段として「減らす」ことを選んだ目的意識の強いミニマリスト。
ミニマリストになって「成し遂げるために減らす」過程は参考にさせて頂きたい。
それとここだけの話、取材時にエリサさんから煎れて頂いたお茶「ローズヒップティー」は味だけではなく色にも拘って選んだという…
お茶の色にまで拘る徹底ぶり、あっぱれです。
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