ミニマリストの度合いは、家庭環境に左右される

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

ミニマリストと家庭環境のお話をしたいと思います。

というのも、ある記事に書かれていた”人間は子供時代の経験の奴隷”というフレーズを聞いて、

確かにそうだ…と感じせざるを得なかったので、引用して紹介したいと思います。

※引用の太字はミニマリストしぶによるもの

世代が入れ替わるごとにぐるぐると「欲しいもの」は回っていってしまうわけで、今の20代くらいの人たちは子供のころにモノがたくさんあって充実していた分、モノに全然執着が無い。

つまり、

子供時代に充実していたものには、人間は価値を感じないんじゃないか

という話をしている。

そして、子供時代に枯渇していたものに、価値を感じる。

そう考えると、今の若い人って子供時代にたくさんのモノに囲まれて、その代わりに「やれ勉強しろ」「やれ受験しろ」「やれ優秀になれ」「やれ役に立つ人間になれ」などと色々レールを敷かれてあまりに自由が無かったんだろう。

(中略)

もう少し上の世代になると、小さいころにモノが無かったから、モノに飢餓感があって大人になると必死に働いて生活をモノで溢れさせようと必死だ。

子供時代にものすごく貧乏だった人は、大人になってから金に執着するようになる。

まぁ良くも悪くも、人間というのは子供時代の経験の奴隷のようなものだ。

出典:今の子供たちは何に飢餓感を覚えて育つのだろうか | トリイケンゴ.com ( ・`д・´)

ミニマリストである僕はよくこんな質問をされます。

「そんなに若いのに、もっと物が欲しいとか思わないんですか」と。

それでいうと僕がミニマリストになるにあたって、家庭の影響が大きかったという話を詳細プロフィールに書きました。

幼少期:家庭は裕福で欲しい物は何でも買って貰えたから、物質的な豊かさを経験していた。

思春期:自己破産で貧乏を経験して、欲しい物が手に入らず、お金と物質的な豊かさに執着していた。

成熟期:ミニマリストという生き方を知り、一周回って物質的な豊かさに魅力を感じなくなった。

僕はモノに執着しないで済んだ時期も、モノに執着し続けていた時期も両方あったが故に、反動で急激なミニマリスト化が進みました。

つまりリバウンドですね。

 

あなたはどんな家庭で、どんな時代で生まれ育ちましたか?

どんな家庭に生まれて、どんな時代に生まれるか。

自分で選択できないし、完全に運のゲームだから、育ちをあーだこーだと言ってもしょうがない。

間違いなく、ミニマリストの度合いは、育った家庭環境にも左右されます。

だからこそ「自分を客観視できること」がとても重要だと思っていて。

「なんでこんなにも物に執着しているのだろう?それは小さい頃に物質的な豊かさに恵まれなかったからだ」

「なんで僕はミニマリストに憧れたのだろう?物に依存しない生き方がカッコイイと思ったからだ」

なんで?なんで?なんで?

なんでミニマリストに憧れて、どんな自分に生まれ変わりたいと願ったのか。

自分を客観視して、自分と向き合って、一度確認してみてください。

家庭環境に強く影響されているのか、もしくは家庭環境とは違う部分で、ミニマリストの原動力が発見できるかもしれません。