ABEMAのニュース番組「ABEMA Prime(アベプラ)」に、2度呼んでいただきました。
1度目は2024年10月、EXITさんがMCの回。2度目は2026年5月、ひろゆきさんがMCの回です。どちらもアーカイブがYouTubeで公開されているので、何を話したかをまとめておきます。
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
2度目のほうは、スタジオの外に自分の車を横づけして、そこから中継で出演するという、なかなかない形でした。番組の演出上、僕の「家」がスタジオに来た形になります。
2026年5月:家を手放して、テスラの中で暮らしている
まずは新しいほうから。テーマは「"所有"とは幸せなのか?」で、モノを持たない僕と、モノを集めるコレクターの方が呼ばれました。
僕は2026年の元日から、家を手放してテスラの中で生活しています。番組では、その暮らしを密着VTRで撮ってもらいました。
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
ここが我が家のクローゼットです。 電気自動車にはエンジンがないので、ボンネットの中がそのまま収納スペース(フロントトランク)になっています。
入っているのは、オールシーズンで8着の服、シェーバーや歯ブラシなどの生活用品、そしてYouTubeの撮影道具。全部黒で揃えています。これで生活のすべてです。
家にお風呂がないので、毎日スーパー銭湯かエニタイムフィットネスのシャワーを使っています。全国どこでも使えるので、この暮らしと本当に相性がいい。
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
寝室はこれです。後部座席を倒して、テスラ専用のマットレスを敷いています。広さはセミダブルくらいあるので、窮屈さはありません。常にこの状態にしてあります。
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
仕事場は運転席です。テスラ専用の折りたたみデスクが肘掛けにぴったりフィットするので、ここにPCを置けばワーキングスペースになります。
このシートは長距離運転のために作られているので座り心地がよく、4〜5時間こもって仕事することもあります。オンラインの片付け指導も、ここからやっています。
腰が痛くなったら立てばいい。どこでも家なので、そのへんを歩けばいいだけです。
なぜキャンピングカーではなく、テスラなのか
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
番組でいちばん聞かれたのがこれです。車中泊の快適さならキャンピングカーのほうが上では、と。理由は2つあります。
1つ目は、自動運転です。 アメリカでテスラの自動運転に乗ったときに、すごく感動しました。テスラジャパンは2026年に日本でも自動運転の開始を目指すと宣言しています。
もし1〜2年で使えるようになったら、寝ている間に車が移動して、朝起きたら好きな場所にいる。そんな生活ができます。
2つ目は、電気自動車であることです。 ガソリン車と違ってアイドリング状態にならないので、エアコンや暖房をつけたまま静かに眠れて、バッテリーも上がりません。テスラには車中泊を前提にした「キャンプモード」もあります。
だから僕にとってこの車は、動く高級カプセルホテルなんです。
出演していた夏野剛さんが、技術的に補足してくださいました。EVは駆動に使う電力がものすごく大きい一方で、生活に使う電力はごく小さいので、空調をかけ続けてもバッテリーはほとんど減らない。80kWh前後あれば相当生活できる、と。
実感どおりの説明でした。
キャンピングカーにしなかったもう一つの理由は、そのまま街乗りできることです。飲み会に行くときもコインパーキングに停めればいいだけで、普通の車と同じように使えます。
荷物はこれだけ。冷蔵庫には納豆とアボカド
スタジオではボンネットをスマホアプリで開けて、中身を見てもらいました。「これで全部?」と何度も聞かれましたが、本当にこれで全部です。
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
テスラはオプションで冷蔵庫を付けられます。中に入っているのは納豆とアボカドと水。アボカドは大好物で毎日食べています。
食事は基本的に外食ですが、忙しいときは車内で済ませます。サービスエリアに停めて仕事をしたりご飯を食べたり、サービスエリアで暮らしているようなところがあります。駐車場代もかからないし、そのまま仮眠もできる。
一応、車庫証明のために駐車場は契約していますが、ほとんど使っていません。昨日は名古屋、その前は福島。今年はすでに1万5000キロ走っていて、日本一周が今の目標です。
ひろゆきさん「2人とも、性格的に似てる」
対する立場として出演されていたのが、レトロゲームコレクターのニポポさんです。集め始めて約30年、ついには古民家を買ってコレクションルームにしたという方でした。
僕は「モノを減らす」側、ニポポさんは「モノを集める」側。番組の構図としては対決なのですが、ひろゆきさんの見方が面白かったです。
> これがVSっていう形になってるけど、実は2人とも性格的に似てる気がしてて。普通に価値を感じないことに異常に執着をしてしまっていて、それに人生を結構かけてる。でもこれを他人に理解される必要なくて、楽しくてやってるっていう。
言われてみればそのとおりで、僕にもコレクション欲はあります。電子書籍で好きな漫画を全巻揃えるのは好きだし、日本一周をしたいというのも、ある種のコレクション欲だと思います。
違うのは、形のあるモノで持つか、形のないもので持つかだけなんです。モノで持つと広い家が必要になって家賃がかかるし、掃除も大変になる。だから僕は形のないもので経験したい。それだけの話です。
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
ひろゆきさんご自身も、身の回りのモノが減ったそうです。「置いておくと、その分の家賃も払い続けることになると気づいた。売って、本当に必要だったら買い直したほうが実は安い」。
これは僕がずっと言っている「モノの所有はコスト」とまったく同じ話なので、ひろゆきさん、ミニマリスト寄りだなと思って嬉しくなりました。
結婚の話も聞かれました。結婚したら普通に家に戻るつもりですし、相手がモノ好きなら同じマンションの別の部屋を借りる「別居婚」でもいいと思っています。相手の部屋には行かなければ、散らかっていても気になりません。
最後に一言、という場面ではこう言いました。物価が高騰して生きづらい世の中になったので、ミニマムに暮らすと生活しやすいと思います。モノを減らしましょう。
テスラを買った経緯そのものは、ミニマリストしぶ、テスラ納車に書いています。もともと僕は車の免許を取らないと公言していたので、我ながら変わったなと思います。
2024年10月:ミニマリスト・シンプリスト・マキシマリストの違い
引用:ABEMA Prime「【〇〇リスト】ミニマリスト&シンプリスト&マキシマリスト!令和の新たな暮らし方」
こちらは2年前、EXITさんがMCの回です。テーマは「令和の新たな暮らし方」で、ミニマリストの僕、シンプリストのやまださん、マキシマリストの杉浦優さんの3人が呼ばれました。
引用:ABEMA Prime「【〇〇リスト】ミニマリスト&シンプリスト&マキシマリスト!令和の新たな暮らし方」
番組の整理が分かりやすかったので、そのまま載せます。
- ミニマリスト — 必要最低限しかモノを持たない生活
- シンプリスト — 選択肢をシンプルにするためにモノを減らして生活
- マキシマリスト — たくさんのお気に入りのモノに囲まれて生活
僕は引っ越し準備が13分で終わる、という紹介のされ方でした。
持っているものより、持っていないものを聞かれた
引用:ABEMA Prime「【〇〇リスト】ミニマリスト&シンプリスト&マキシマリスト!令和の新たな暮らし方」
持ち物として挙げたのは、ソファベッド、プロジェクター付きのシーリングライト、お掃除ロボット、ドラム式洗濯乾燥機、食器1人分、防災カバン、ゲーム機。
ただ、司会の平石アナに「逆に持っていないものを聞いたほうが分かりやすいかもしれない」と言われました。持っていないのは、冷蔵庫、カーテン、レンジ、机、そしてシャンプー(お湯だけで洗う湯シャンです)。
不便じゃないかと聞かれましたが、むしろない方が楽です。シャンプーなら「残量が少ないからまた買わなきゃ」がなくなるし、冷蔵庫があると買い込みすぎて賞味期限の問題が出てくる。管理の手間がなくなるんです。
机がない代わりに、賃貸の出窓や押し入れの出っ張りを使って工夫しています。
ミニマリストになった理由も話しました。フリーター時代に実家を出たかったのですが、当時の収入が月10万円ほどで、引っ越しの初期費用に20万円かかると聞いて、これは無理だと。
そこでモノを持たなければ節約できるのではと考えたのが始まりです。
そして、そういう生活をしているとお金が貯まっていくので、1個1個にいいお金の使い方ができるようになりました。指輪型の鍵も、お掃除ロボットも、ドラム式洗濯乾燥機も、単体で見れば高いものです。
iPhoneは毎年新型を買っていますが、売る前提で買えば1年使っても7割くらいで売れるので、意外とお金はかかりません。
家族ができたらどうするか、とも聞かれました。ミニマリストは「自分にとって必要最低限のモノで暮らす」ことなので、ライフステージに合わせて増やしたり減らしたりするのが大事です。家族ができたら必要なモノは増やします。
「ミニマリストはモノを減らした結果コトが減る、シンプリストは逆」
シンプリストのやまださんの整理が、この回でいちばん印象に残りました。
> ミニマリストはモノを減らした結果、コトが減っていく。シンプリストはコトを減らしていった結果、モノが減っていく。行き着くところは一緒なのかなと思っています。
やまださんは機械設計士で、「2個あるものを1個にできないか」という発想が仕事の延長にあるそうです。寝るという行為に対してベッド・布団・マット・ソファという選択肢を全部排除して、寝袋一択にしている。服も極力黒。
色を選ぶこと自体がエネルギーを使うから、という理由でした。
一度ミニマリストを目指して挫折し、完璧主義をやめて「60点主義のシンプリスト」になったという経緯も話されていました。
僕の見立ても伝えました。SNSに出てくるミニマリストはストイックな人が多いので、「私はミニマリストです」と言いづらくなっていて、その受け皿としてシンプリストという言葉に置き換わっているのではないか、と。
相反するものではなく、「無駄なことをしたくない」という点で共通しています。
引用:ABEMA Prime「【〇〇リスト】ミニマリスト&シンプリスト&マキシマリスト!令和の新たな暮らし方」
対極にいた杉浦さんは椅子のコレクターで、椅子を飾るためにアパートから一軒家を買った方です。番組にはバリ島から中継で出演されていました。
その杉浦さんの言葉が、この回のいちばんいい着地だったと思います。
> こだわりがあって持たない選択をするか、こだわりがあって持つを選択するか、というだけの違いであって、モノに対してしっかり考えるというところはどれも一緒だと思うんです。
引用:ABEMA Prime「【〇〇リスト】ミニマリスト&シンプリスト&マキシマリスト!令和の新たな暮らし方」
ちなみにマキシマリストは海外で注目されていて、Instagramで「#maximalist」を検索すると30万件以上の投稿があるそうです。
2つの回を並べて思うこと
引用:ABEMA Prime「【テスラ暮らし】ミニマリストvsマキシマリスト "所有"とは幸せなのか?」
2024年の回では「モノを減らす暮らし」を話し、2026年の回では「家ごと手放した暮らし」を話しました。2年で自分の生活がここまで動いたのは、自分でも意外です。
でも、やっていることは変わっていません。必要最低限を自分で決めて、そのぶんを別のことに使う。 その「別のこと」が、いまは日本一周になっているだけです。
どちらの回もYouTubeでアーカイブが公開されているので、番組の空気ごと見てもらうのがいちばん早いと思います。
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