「立ち食い」は行儀が悪いのか?

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

※この記事はYoutube動画を、内容そのままに書き起こした文章です。
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「立ち食い」は行儀が悪いのか? – YouTube

ミニマリストしぶです。今回は立ち食いについて話します。

  • 決められたルールに背くから行儀が悪くなる
  • 立ち食いのお店は増えている
  • 立つことはコミュニケーションにも有効

決められたルールに背くから行儀が悪くなる

我が家では立ち食いをしています。

日本では立ち食い蕎麦屋や江戸前寿司を筆頭に立ち食い文化があったのにも関わらず、なぜか家の中で立ち食いをするのが行儀が悪いと言われるんですね。

例えば、座って食べることを推奨されているお店なのに立って食べてたら行儀が悪いと思います。

でも立ち食いそばのお店で座っていたら逆に行儀が悪いように、決められたルールに背くから行儀が悪くなるんですね

韓国や台湾だと立ち食いが行儀が悪いとされている国です。でも日本は立ち食い文化が根付いている国だし、YouTubeチャンネルの視聴者さんもほとんど日本人です。

自分のマナーや作法を相手に押しつけて、強制させることが1番行儀の悪いことだと思いますね。

立ち食いのお店は増えている

フィンランドでは、国が立って食べることや仕事することを推奨しています。

最近では堀江貴文さんが立ち食いの高級焼肉店を始めたり、秋葉原に立ち食い専門の餃子の王将ができたりと、立ち食いのお店は日本でも増えています。

ビジネスの場においても立食パーティー形式があるし、昔はカップヌードルを歩きながら食べるのがおしゃれと言われていた時代もあったりと、原点回帰して立ち食いのお店が増えているのかなと。

立ち食いだと椅子が必要ないので床面積も小スペースで開業できるし、食べた後もだらだらしないので回転率もいいんですよね。

立ち食いがいい理由

  • 食道がまっすぐになり、逆流せず胃に優しい
  • 適度な負担が脚にかかるので血流が良くなる
  • 骨が鍛えられて骨粗鬆症の予防になる

このように立つことは健康にもいいですし、僕のおばあちゃんは立つことで、認知症が改善したんですよね。

寝たきりで喋れない状態だったのに、歩いて病院に通うようにしたら喋れるようになって、今では料理もできるようになりました。

さらに立つことで運動量が明らかに増えて、僕は先月の平均歩数が1日1万2千歩でしたね。

ただ先日受けたテレビ取材で、立ち食いところは胸から上のところしか写っていなくて、座って食べているかのようになっていました。やはり世間一般的には立って食べることは行儀が悪いことなんだなと思いましたね。

家で打ち合わせするときや友達が来たときはテーブルと椅子を出しますが、普段は座らないために収納しています。

立つことはコミュニケーションにも有効

立つことはコミュニケーションを深めるときにも有効で、今は企業でも立って会議をすることがトレンドになっています。

座ると基本的にテーブルを挟むので、真向かいの敵対関係になってしまうんですよね。

デートでもテーブルを挟んで対面ではなく、横や斜めに座りましょうと推奨されています。

HUBでもなぜ立ち飲みが推奨されているかと言うと、距離感が縮まるからなんですね。立っている方が頭に血流が回るから、話も弾みます。

僕も先日出版社の方に呼ばれて立食パーティーに行ってきましたが、個別に料理を出さなくていいので、効率もいいですよね。

ひとりで食べるときくらい立たせてほしい

「食べるときくらい座ったらどうですか」と言われましたが、僕からしたら「食べるときくらい立たせてくれよ」と思います。

フィンランドが立ち食いを推奨しているのは、寒い国で引きこもって運動不足になるからで、1日7時間以上座る人は、1時間座る時間が増えることに5%死亡率が上がるそうです。

僕も友達とごはんを食べるときなどはその場に合わせますし、意図的に立つ時間を増やさないと立つ時間は増えないので、ひとりで食べるときくらい立たせてくれよと思うお話でした。

文章:伊藤美咲
編集:ミニマリストしぶ