最終更新日: 2017/10/08

「〜さんに貰ったから捨てられない」それ、恩の奴隷ですよ

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

僕の「#いらない物リスト」の中には”恩”があります。

「〜さんに貰ったから」「〜さんに良くしてもらったから」なんてどうでも良い。

恩は返すものではない、流すものだ。

恩を受け止めるな、恩の奴隷になってしまうから。

恩を売るな、恩の暴力は人を苦しめるから。

 

それを読んだお友達の心に、めちゃくちゃ刺さったらしいのです。

 

そもそも、どうして「恩はいらない」と思ったのか。

それはミニマリストの僕の元に寄せられた、悩みがきっかけでした。

  • 「お友達から貰ったから、捨てられない」
  • 「親から(勝手に)送りつけられて、捨てられない」

だったら逆に、あげる側になって考えてください。

友人にプレゼントを贈ったとしたとして「この前あげたアレ、まだ使ってる?」なんて聞き直しますか?

しないですよね。

してるんだったらその頭、金髪坊主にして反省したほうがいい。

 

例として、冒頭に紹介したお友達へこんなお願いをしてみました。

▶︎福岡でもつ鍋奢ったの覚えてる?今、焼肉食べたい気分なんだよ。 – polca(ポルカ)

・・・ドン引きですよね。これ。

ドン引きされたのか、お返しの焼肉代が貰えることはありませんでした。

だって、キモいもん。こんなお願い。

「恩を売るな」とはそういうことです。

自分がプレゼントした贈り物で、人が苦しんでいたら嫌ですよね?

僕もつい最近、学生ミニマリストさんにMacBookをプレゼントしましたが、何も見返りは求めてません。

▶︎#MacBookおじさん 、ミニマリストの学生パフォーマー磯崎くんに託す

お金に困ったら転売してもらっていいですし、古くなって性能が追いつかなくなったら処分してもらって構わない。

いい意味で、何も期待してません。

物だってプレゼントされた瞬間から、劣化し始めます。

時間が経過するにつれて、貰った人の趣向と合わなくなるのは当然。

 

それでいうと僕はプレゼントの際、基本的に「消耗品」しか渡しません。

今回は企画だったからMacBookを渡しましたが、形に残る物をプレゼントするのは相当にリスキー。

プレゼントで趣味嗜好に合わない服とか貰ったら迷惑ですもん。

あげる側は、それくらい慎重になるべき。

 

だから「捨てたい」と思った時点で、その気持ちを優先して良いんです。

(本当は捨てたくて、捨てたくて震えるんだけど)〜さんから貰ったから捨てられない」って意味だから。

 

大事なことなので、最後にもう一度言いますね。

恩は返すものではない、流すものだ。

恩を受け止めるな、恩の奴隷になってしまうから。

恩を売るな、恩の暴力は人を苦しめるから。