「なくす物」がはびこる、この世の中が嫌すぎる

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

先日、紛失した財布を買い直しました。

何が悪いって、管理を怠って紛失した僕が悪い。

確かに僕が悪いんですけど、もっと悪いのは「なくす物」が当たり前のように存在するこの社会じゃないでしょうか。

  • 現金
  • レシート
  • 保証書
  • クレジットカード
  • 各種身分証
  • ハンコ

こんなにも大事な、ましてや個人情報が乗っかる物に限って、形ある物として残っている。

そもそも「形ある物として残す」のが当たり前になっているのが可笑しい。

デジタルに出来る物はデジタル化した方がいいに決まっています。

現金→全部電子マネーでいい。自動で記録が残るからレシートがいらなくなるし、レジや税金の誤魔化しがなくなる。

クレジットカード→カード自体が要らないのでQRコードで良い

各種身分証、保証書、ハンコ→重要な書面は全てデジタルにして、指紋認証や顔認証つければ良い

紛失、盗難、転用のリスクが減る。セキュリティ面、モビリティ面どれ取っても、物として残すメリットが1つもないです。

 

それでいうと「無くさないよう気をつけないといけない」という、自己管理能力が強要されるこの世の中も嫌いです。

iPhone→紛失してもGPSで追跡できる。データだろうと常にクラウドで同期すれば故障・紛失も怖くない。

クレジットカード・電子マネー→紛失しても、会社に問い合わせれば支払い機能を停止できる。

シンプルなものほど、使用者の自己管理能力が低くても使える設計になっています。

 

バカでもクレバーでも、誰もが扱える設計になっている、そんな世の中のほうが良いに決まってる。

誰が使っても良さを発揮できること、それがシンプルの本質です。

 

・・・とはいえテクノロジーが追いついてない現代社会に生きてる以上、自分で策を練るしかない。

文句を言い続けてもしょうがないので「紛失防止タグ」を導入しました。

4種類のタグを購入し、財布やカバン類に入れてどれが使いやすいかを実験しています。

もう2度と、物を紛失するとう愚行を起こさないためにです。

もう無くさない。絶対に無くさないからな…!