最終更新日: 2017/12/05

ミニマリストの素質があるのは間違いなく「内向型人間」だ

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

どうも、ミニマリストのしぶです。(@minimalist_sibu

”内向型人間”って絶対ミニマリストの素質あるわ

最近ひしひしとそう感じています。

 

「そもそも内向型人間ってなに?」

そんな方に見て頂きたいのがTwitterで話題になっている以下の漫画。

出典:https://twitter.com/sosakuAkaDayO/status/862587928936984579

この漫画に共感できたあなたは間違いなく「内向型」の人間です。

この記事では「内向型人間がどうしてミニマリストに向いているのか」という視点でもっと深く掘り下げます。

 

この記事で使った参考文献リスト

 

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内向型人間は「物」からエネルギーを得る必要がない

まず「外向型」と「内向型」の違いについて説明します。

外向型人間

さまざまな活動や人、場所や物からエネルギーを得る。

人混みや多人数の飲み会などが好き。

ドーパミン感受性が低いため、ドーパミンを求めて刺激の多い世界を求める。

 

内向型人間

アイデア・感情・印象といった自分の中の世界からエネルギーを得る。

自分1人の空間、少人数の飲み会などが好き。

ドーパミン感受性が高いため、ドーパミンが過剰になると刺激が多いと感じてしまう。

何を隠そう、僕も完全な「内向型」の人間です。

「人が多い、物が多い、騒音がにぎやか」など刺激過多の世界に飛び込むと、めちゃくちゃ疲れてしまう。

多人数の飲み会などへ行っても全然リフレッシュにならない。その場限りは楽しいんですけどね。

一人で過ごす時間が大好きですし、どんなに仲の良い友達と会ったとしても翌日は部屋に一人引きこもって1日を過ごすなどしないとやっていけません。

内向型人間である僕は、人や物に囲まれなくてもエネルギーを補充できるのです。

 

内向型人間は「深さ」を好む

外向型と内向型の第三のちがいは、広さと深さという問題にかかわってくる。

概して、外向型の人は、広さを好む。

大勢の友達、たくさんの経験、すべてについて少しずつ知ること、ゼネラリストになることを求めるのだ。

(中略)

内向型の人は、深さを好み、自らの経験を制限しようとするが、そのひとつひとつを深く感じている。

彼らの多くは友達が少ないが、より親密なつきあいかたをする。

また、テーマを深く探求することを好み、”量”より”質”を求める。

出典:内向型を強みにする 

まとめるとこうなります。

  • 外向型人間は「広く浅く」
  • 内向型人間は「狭く深く」

僕自身これまでブログの中でもずっと「ミニマリストを目指すなら量より質を重視しよう」という考えをずっと喚起してきました。

この点、「内向型人間」は生まれながらにしてミニマリスト思考を持っているとも言えます。

 

世界の25%しか「内向型」は存在しない

統計では世界の75%が「外向型」、残りの25%が「内向型」の人間です。

世の人間はほとんど「外向型」で形成されています。

だから「内向型」はたちまち誤解されてしまう。

ミニマリストだって2015年の流行語大賞としてノミネートされていたものの、世間一般的に「ミニマリスト」のワードを知っている人はまだまだ少ないし、ミニマリストを知ったととしても「真似はできない」という方が多い。

「ミニマリスト=内向型」というデータはまだ存在しませんが、色々なミニマリストさんに出会ったり話を聞く中で「ミニマリストの人って内向型が多いな」と感じています。

 

例えばミニマリストである僕は物が少ないスッキリとした部屋が好きです。

一人暮らしをしていた際は写真のような「何にもない部屋」に住んでいました。

関連記事:雑誌に掲載された僕のミニマリスト部屋を裏の裏までお見せします

でもこの部屋に来た知人のほとんどは”理解できない”と口にします。

「こんな部屋生活するのは絶対に無理だ」

「物が少なすぎて落ち着かない」

思い返してもみても「ミニマリストの生き方に賛同できない」と言う人の多くは「外向型人間」でした。

 

もちろん全員が「ミニマリスト=内向的」だと言っているわけではありません。

当然外向型の人にだってミニマリストはいるでしょう。

 

内向型人間が幸せに生きるためには?

「外向型」と「内向型」は持って生まれた性質です。

本人がいくら望んでも反対側の人間に生まれ変わることができません。

さて、少数派である「内向型人間」である僕らはどのように生きていけば幸せになれるのでしょうか。

その答えはズバリ「内向型である自分自身をもっと知ること」です

  • 何をしている瞬間が一番幸せ?

→家でダラダラゴロゴロ、本を読んだりアニメを見たりのんびりとした時間を過ごすのが好き。

  • 人と過ごすのはどれくらいの頻度がいい?どれくらいの人数と過ごすのが好き?

→友達に会うのは週1~2日だけで良い。5人以上の飲み会には極力参加しない。

  • どんな空間で過ごすのが好き?

自分1人、孤独でいられる空間。本を読んだりパソコンを触るスペースさえあればそれで幸せ。

上の具合に、自分はどんなシチュエーションで幸せを感じられる人間なのか、もっと深く考えてみてください。

そして自分が「好き」だと思える人や物、空間に囲まれて生活できるよう、他人に気を使わず「自己中心」に生きればいい。

 

内向型である僕も「どうしたらあの人のように多くの人たちと上手に交流できて、パワフルに活動し続けられるんだろう…」と悩んでいました。

しかし内向型の性質をきちんと学び自分自身を知ることで「ありのままの自分を大切に扱ってあげよう。むしろ内向型に生まれたからミニマリストの思想に強く共感できたんだ」とプラスに考えられるようになりました。

もう他人のペースに付き合う必要はない。

内向型人間らしく、自分のペースで生きれば良いのだから。