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「自分にとって必要最低限の持ち物だけで生活する」
そんな持ち物に対して一層こだわりの強いミニマリストの部屋はどのようになっているのか。
題して「ミニマリストの部屋の中」。
当企画の第1号として、都内にてバーテンダーとして働いているミニマリスト「大澤有希」さんに取材させて頂いた。
大澤有希さんのプロフィール
タイと日本のハーフで、都内在住のバーテンダー。
現在はバーテンダーとして働きつつ、プログラミングを平行して学習中。
現在は3年間交際している彼氏と一軒家で同棲しつつ、自分の部屋でミニマルな暮らしを実践している。
4畳で実践するミニマリスト部屋
こちらが大澤さんの住む部屋の全貌。
クローゼット込みの4畳でも、部屋にはベッドしか置いていないので圧迫感を感じないミニマルな空間になっている。
部屋に置いてある家具はベッドのみで、寝室として利用がメイン。
過去にはデスクを置いていたが、作業や勉強はリビングにある共用のデスクを利用しメリハリをつけているのだそう。
アイボリーで統一されたカーテン。
フローリングからクローゼットの色を含め全てナチュラルな雰囲気で統一されている。
4畳と決して広くはないスペースだがベッドだけのインテリアに加え、高めの天井に窓も設置されてあるので抜け感がある。
丸型のシンプルな照明もお洒落だ。
部屋に唯一設置している家電はスマホの充電器。
愛用のスマホ「Galaxy」シリーズは本体にケーブルを繋がずとも、専用の台に置くだけで無接点充電ができる。これはiPhoneに無い機能なので羨ましい限り。
持ち物全てが収納されたクローゼットの中身
クローゼットの中には春夏秋冬までオールシーズンの服が吊るして収納されている。
女性としてはかなり数が絞られているのではないだろうか。
以下はクローゼットの中身一覧。
- ダウンジャケット(MILLET)
- トレンチコート(BEUTY&YOUTH)
- 起毛パーカー(トミーフィルガー)
- ヒートテックのトップス
- ニットカーディガン
- ニットワンピース
- 花柄ワンピース
- Vネックニット(無印良品)
- ノースリーブニット(ジュエミ)
- コットンシャツ(無印良品)
- 黒スキニー(無印良品)
- ギンガムチェックのノースリーブシャツ(IENA)
- タイトスカート(BEAMS)
- ハンドタオル
- コットンのパジャマx2
大澤さんが服を選ぶのに特にこだわっているのが「肌触り」。
デザインに加えて気心地の良さを特に重視していて、コットン素材のアイテムが多い。
中でも気になったのがコットン素材のパジャマ2着。
普段着・部屋着・寝巻きできちんとTPOに合わせた服を着用していて、睡眠の質を高めるためにと肌触りのよい生地が使われている。
僕自身スウェットとTシャツを寝巻きにしているが 「睡眠の質」に気を使って専用のパジャマを用意するのは僕も真似してみたいと感じた。
クローゼット上部の収納スペース。
羽毛布団・キャリケース・普段使いのカバンが収納されている。
普段使いのカバン類。
茶色のレザートートはバッグとしてではなく雑貨類の収納ケースとして使っているため、普段使いのバッグは全部で4つとなる。
写真右側のリュックは僕と同じコートエシエルのリュックで、ブログを読んで購入を決めてくださったとのこと。
クローゼットの下部は細々とした日用品が収納されている。
3段ラックの中身は左から順番に、本棚・肌着・雑貨類。
ラックの上に置かれている置物は出身である「岐阜」の名産品。
置かれているのはサルボボ、赤ボボ、オウサンショウオで他にも爪切りやパジャマ等、岐阜県で生産された物を多く所有している。
岐阜県への愛が伝わってくる飾りだ。
愛用のポーチには13年使い続けている物も
細々とした日用品は小ぶりなポーチに分けて収納してある。
中でも写真の右側、柄物の化粧ポーチは祖母から引き継いだ物で13年も使い続けているそう。
僕の持ち物には十年単位でずっと使い続けている物は存在しないので、愛着を持って長年使い続けられるアイテムに憧れる。
そして女性は気になるであろう、化粧ポーチの中身をチェック。
- アイブロウ(KATE)
- アイシャドウ(KATE)
- アイライナー(KATE)
- リキッドファンデーション(KATE)
- ブラシ(KATE)
- チーク(KATE)
- ビュラーx2 (シューエムラ)
- 爪切り(貝印)
- 日焼け止め(アネッサ)
化粧品の多くはKATEで統一されている。
化粧は家で済ませるようにして普段はポーチを持ち歩かないのだそう。
愛用の靴は全部で5足
大澤さんが愛用している靴は全部で5足。
左3足は普段用の靴、右2足はレインブーツとランニングブーツだ。
編集後記
大澤さんのカバンの中身についてはInstagramにて公開中
「どんなお部屋に住んでいるんですか?」
「部屋にはベッドが置いてあるだけです」
取材が決まったのは、そんな会話のやりとりがきっかけだった。
そして僕がシェアハウスで共同生活をしているように、同棲している大澤さんも「他人に干渉せず、自分ができる範囲でミニマルな生活を実践する」というスタイルは近しいものを感じる。
自分の部屋を寝室として限定していからこそ「寝るだけだからベッドさえ置ければ良い」という割り切った間取りにでき、間取りに応じて必要な物だけを絞れるのだ。
この割り切った物選びの基準は、共同生活をしながらミニマリストを目指す人にとっては参考になるだろう。