最終更新日: 2017/10/04

人の物を勝手に捨てるな!!

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

どうも、ミニマリストしぶです。(@minimalist_sibu

今回は読者の方より頂いた質問にお答えします。

ミニマリストの方や断捨離好きな方のブログやインスタを見ていると、よく「実家や(家族と暮らしている場合、他の人が片付けないから)自宅がモノが多くて…」というのを目にします。

そういう方は「自分のテリトリーでないから気にせず、ミニマリスト思考は自分だけ」という方と、「家族にも断捨離の良さを伝えて片づけに協力してもらう・あるいは自ら片づける」という方に分かれると思います。

私は家族と4人で暮らしていますが、私以外の3人は処分おろか自分のものの片づけや管理ですら苦手のようで、リビングはじめ家の片付けは私が担当しています。

少しでも手間は減らしたいので、とりあえずそれぞれの部屋に自分のものを持って上がるくらいです。

(本当はもっと綺麗にしたいのですが、やはり人のものは勝手に捨てるわけにもいかず、、)

片付けているのを見て家族も真似したという経験談もありますが、私の部屋を見た親は「部屋綺麗やね」とか「無駄な買い物しないね」みたいなことを言うだけで全然影響してくれません。

家庭の事情であと数年は家族と一緒に暮らすのですが、今のままの生活は嫌だなあと思っています。

しぶさんはどちらですか?

あと、どちらであっても、しぶさんがその立場である理由も教えて欲しいです。

結論から言うと、僕は前者の「ミニマリスト思考は自分だけ」派です。

 

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コントロールできるのは自分だけ

馬にまつわる、こんな言葉があります。

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」

他人との付き合いで上手くいかない時、僕はいつもこの言葉を思い出しています。

これは「自分の人生はコントロールできても、他人の人生はコントロールできない」という意味。

自分がミニマリストとして生活する姿を相手に見せるなり、物を減らすメリットを相手と共有するなどして、「水辺に連れて行く」までは最大限努力します。

それでも駄目、水辺に連れて行っても駄目な場合は素直に諦める。

無理に強要して否定されたら、「なにが駄目なんだろう…」と自分まで辛くなってしまいますし、強要された相手側もストレスになります。

冷たい見方だと思われるしれませんが、それが相手にとっても自分にとっても一番幸せな選択肢なのです。

 

そもそもご家族の方が本当にミニマリストの生活に惹かれているなら、勝手に真似しているはずなんです。

そうでないなら、ご家族にとってミニマリストの生活は魅力的ではなかったということ。

どうしても他人が気にくわないなら、自分一人で生活するしかありません。

 

自分と相手の必要最低限は一致しない

くわえてミニマリストは「自分と相手の必要最低限は一致しない」ことを肝に命じて置かなければなりません。

僕は最近、「大好きなゲームを遊ぶために絶対必要なんだ」と考え家庭用ゲーム機のニンテンドースイッチを購入したのですが、人によっては「ゲームなんかしなくていいでしょ。スイッチ要らないでしょ」と考える人もいるでしょう。

あなたにとっては不要でも、僕にとっては必要な物。

そんな教訓を学ぶのに、Twitterで流れていた漫画が参考になるので引用します。

家族や恋人などの同居者がいる方へ。どんな理由があってもパートナーの趣味の物や集めた物を勝手に処分するのは犯罪です。悪い例えですが『DVを受けたから復讐した。悪いのは向こうでこちらは無罪』は通じないのです。あなたには不要でも、その人にとっては命や衣食住よりも大事な物かもしれません。 pic.twitter.com/sgCfxozIci

— ゲーム探偵198X【鯨武 長之介】 (@chou_nosuke) 2017年7月4日

これは干渉しすぎてトラブルが起きた例。

人と共同生活するのであれば、他人の価値観を受け入れる覚悟が必要なのです。

もしくは、相当難しいでしょうが自分と同じ価値観を持つ人間を見つけるしかありません。

 

全ては自己責任

僕自身、家族と同じスペースで生活するのが嫌だったので、実家を出て一人暮らしを始めました。

そして今は一周回ってシェアハウスで共同生活を送っていますが、それは「自分のテリトリーでミニマリストらしく生活できればそれでいい」と他人の価値観を受け入れる覚悟ができたから。

だから僕は共用のリビングやキッチンに自分の納得いかない物が置かれていてもそれを人に指摘することはありません。

どこに住むか・誰と住むかを決めたのは自分自身であり、決断を下した自分に全ての責任があります。

 

「他人は自分の操り人形じゃないし、誰と何処に住むか決めた自分にも責任があるし、なんならお互いで必要最低限の基準も異なる」

だから僕は自分だけミニマリストであればいいと考えています。

「他人なんだからしょうがない〜♪」くらいに考えた方がずっと楽になれますよ。