最終更新日: 2017/05/09

「ぐでたまの資本論」に学ぶ、お金と上手に付き合う人生哲学

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

どうも、ミニマリストのしぶです。(@minimalist_sibu

最近読んだぐでたまの『資本論』がミニマリストの思考を深めるために役たったので紹介します。

例えば本の最初に書いてあるのがこんな内容。

 

出典:ぐでたまの「資本論」14P

だだをこねるぐでたまが可愛い。

 

本の内容はマルクスの「資本論」を題材として、サンリオの人気キャラクター「ぐでたま」のゆる可愛いイラストが添えられています。

『資本論』は、カール・マルクスの著作。

ドイツ古典哲学の集大成とされるヘーゲルの弁証法を批判的に継承したうえで、それまでの経済学の批判的再構成を通じて、資本主義的生産様式、剰余価値の生成過程、資本の運動諸法則を明らかにした。

全3巻から成る。サブタイトルは「経済学批判」。

資本論 – Wikipedia

お金と上手に付き合うためにはどんな考え方が必要なのか。

この記事では本を読む中で僕自身が「いいな」と思った内容を抜粋して紹介していきます。

 

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環境を変えて物欲による支配から脱出する

出典:ぐでたまの「資本論」69P

部屋が物まみれで散らかっている人に限って金遣いが荒い。あるある。

ミニマリストになって物が少ない環境に身を置くことで「物欲からの支配」から脱出できます。

引っ越しによる住み替えは、物の少ない環境へ移るには良い機会ですね。

 

「ストック」の概念を捨てる

出典:ぐでたまの「資本論」106P

「まとめ買いしてたくさん残ってるから〜」と余分に食べ過ぎちゃう。あるある。

例えばの話、単価が安いからと1Lパックを買うよりも200mlパックを5日に分けて買う方が無駄なく消費できるんですよね。

未来を見越して「あとで必要になるかも」ではなく「今この瞬間に必要かどうか」を優先。

 

「生活水準の向上」を望まない

出典:ぐでたまの「資本論」95P

家賃を例に考えてみましょう。

高いお金を払えば払うほど良い場所住むことができますが、物件のグレードには天井がないので「もっと上を」とキリがありません。

だから漠然と「もっと良い場所に住もう」と考えるのではなく、

「部屋は〜帖」

「キッチンはこれだけのスペース」

「クローゼットは〜着入るもの」

という具合に自分が満足できる水準をきちんと定めておいて、その水準を”維持”し続けることが大切。

 

量よりも質。安物買いの銭失いをするな。

出典:ぐでたまの「資本論」91P

僕が最近買ったルンバも最初は「高いし買う必要あるかな」と踏みとどまっていたのですが、ルンバのおかげで嫌いな掃除を省けるようになり初期投資分をすぐに回収できました。

掃除する時間を仕事に充てればそのぶんお金も稼げますしね。

ズバリお金とは覚悟のこと。

高いお金を払えば、その金額ぶんだけ「物を大事にしよう」という覚悟も生まれます。

金銭的にも妥協して安物を買うよりも得ですし「もっと良いもの買っておけば」という後悔も残りません。

 

難解な「資本論」もスッと頭に入ってくる

20分くらいで読めちゃう軽い読み物でですが、内容はギッシリ。

ぐでたまのゆるい雰囲気とは裏腹に、本質をついたシンプルなフレーズに心を掴まれます。

お金の哲学をわかりやすく教えてくれてありがとう、ぐでたま。