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世の中には2種類の人間がいる。
ミニマリストと、非ミニマリストだ。
今回は、そんな非ミニマリストであるFukulowさんに「もしミニマリストなら」という想定で、コーディネイトを組んで頂いた。
Fukulowさんのプロフィール
1990年生まれの26歳。関西出身で、現在は東京都内に在住。
月間30万人が読むファッションメディア『DRESS CODE.』の管理人でありながら、株式会社「drip」の取締役副社長を務める。
大阪大学法学部を卒業した、正真正銘のインテリだ。
”Fukulow流”ミニマルコーデ
ジャケット:GANRYU
Tシャツ:UNIQLO U
デニム:A.P.C
レザーシューズ:Church’s
ソックス:UNIQLO
カバン:HUNTER
メガネ:Cutler and Gross
夏の暑さも過ぎ去り、すっかり秋の空気が漂う9月中旬のコーディネイト。
ミニマルなコーデにおいて、「白xネイビー」で統一した配色は、Fukulowさんが強く意識したポイントだ。
貫き通してこそミニマル
背中に背負ったリュックも、コーディネイトと合わせたネイビー色。
前後どちらから見ても、抜かりなくミニマル。
参照:HUNTERのブーツとバックパック──雨の日をささやかな楽しみに変えるヒント
ミニマリズムを具体化した「ワイヤーフレーム」のメガネ
「神は細部に宿る」とはよく言ったもので、Fukulowさんのアイテムで一番ミニマリズムを感じたのがメガネのフレーム。
細身のワイヤーフレームはもちろん、イヤーフック部分に空洞まで削ったデザインは、ミニマリズムそのものだ。
FukulowさんにQ&A
Q1. ミニマリストのファッションに対して、どんなイメージがある?
「モノトーン」でかつ「機能性に凝った服」を着ている人が多い印象です。
ここでいう「モノトーン=白黒で揃える」ではなく、「モノトーン=同色のトーンで揃える」という意味です。
白黒じゃなくても、赤だって「モノ(単一)」ですから。
Q2. 今日のコーデで「ミニマリストらしさ」を意識したのはどこ?
モノトーンで表現する時に良く使われる「白x黒」ではなく、あえて「白xネイビー」で表現した所。
ぱっと見は普通のネイビーでも、ジャケットの「リネン・ナイロン」の切り返しなど、生地感で差をつけています。
それと着回し易いよう「白T&デニム」のカジュアルなスタイルをベースに、キレイ目なジャケットを合わせました。
Q3. Fukulowさんが考える「ミニマルコーデ」とは?
「コンセプトを絞ったコーディネイト」だと思います。
と言うと、コーディネイトの要素は主に4つあると思っていて。
- 色
- 素材
- シルエット
- 柄
これらの要素のうち、どれを絞って、どれをコンセプトにするか。
要素を絞れば絞るほど、ミニマルになる。
そういった意味でも、ファッションそのものは「引き算をして1つの要素を強調する」というミニマリズムの思考がないと、成り立たないものだと思っています。
参照:ファッションにおける四則演算法則 | DRESS CODE.
Q4. ファッションブロガーから見て「毎日同じコーディネイト」はどう感じる?
「気分転換したくないのかな?」とは思いますね。
というのも、ストリートな服を着ればストリートな雰囲気になるように「着る服で自分が変わる」から。
例えば、旅行でフランスに行くならフランスの服装に合わせた方が、より楽しい。
だから僕は本質的に「ファッションは楽しいもの」と思う。
ただ、コーディネイトを毎日統一できるのは「ファッション以外の部分で、変化や楽しみを見出せている証」なのではと思います。
月間30万人に読んでもらっているファッションメディア『DRESS CODE.』の管理人。
Twitter:@yuta_black
株式会社drip:https://drip.co.jp/
編集後記
「#surrounded with favorites(好きなものに囲まれてる?)」
これはFukulowさんが運営する「DRESS CODE.」のコンセプトだ。
ミニマリストである僕自身も「中途半端な物を買わず、本当に好きな物だけを揃えれば、少ない物で満足に暮らせる」と常々言っている。
「好き」を原動力にするという点は、非ミニマリストであるFukulowさんと通ずる部分があった。
そして今回は僕自身のコーディネイトも、「It’s My Sunday Best」という企画で取り上げらている。
引き続きFukulowさん本人が綴る、ミニマリスト特集をご覧頂きたい。