最終更新日: 2017/10/08

「ミニマリストを目指してます」って人は、一生ミニマリストになれない

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

詳細は控えますが、当ブログへ「(自称)ミニマリスト笑」と馬鹿にされるようなメッセージを頂きました。

ありがとうございます。

 

これはおっしゃる通り、ミニマリストなんて国家資格があるわけでもないし、所詮は(自称)なんですよ。

むしろ(自称)することでしか、ミニマリストになる方法はありません。

だからこそ僕は、こんなフレーズに違和感を覚える。

  • 「ミニマリストを目指してます」
  • 「ミニマリスト見習いです」
  • 「いつかしぶさんみたいなミニマリストになりたいです」

恐らくこんな風に言っている人は、一生ミニマリストになれない。

 

例えば、徒然草の150段には「練習して上達したら披露するね、なんて言ってる人は一生成功しない」と書いてあります。

以下は現代語訳。

これから芸事を身に着けようとする人はとかく「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するがカッコいい」と言うものだけど、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例えはひとつもない。

まだ未熟でヘタクソな頃から、上手くてベテランな人たちに混ざって、バカにされて笑われて、それでも恥ずかしがらずに頑張っていれば、特別な才能がなくても上達できる。

道を踏み外したり、我流に固執することもないだろう。

そのまま練習し続けていれば、そういう態度をバカにしていた人たちを遥かに超えて、達人になっていく。

人間的にも成長するし、周囲からの尊敬も得られる。

今は「天下に並ぶ者なし」と言われている人でも、最初は笑われ、けなされ、屈辱を味わった。

それでもその人が正しく学び、その道を一歩一歩進み続けてきたおかげで、多くの人がその教えを授かることができるようになった。

どんな世界でも同じである。

出典:700年前の『徒然草』を現代語訳したら…現代人にも突き刺さるいい話だった! 

謙虚であるのは一見、美しいことのように思えます。

だけど僕から言わせると「覚悟」が足りてないだけ。

覚悟とはもちろん、ミニマリストになる覚悟のこと。

 

確かに、名乗るには勇気がいります。

ミニマリストと名乗れば、周りからそう見られるし、「自分なんかが…」と気が引ける。

 

だけど僕なんてニックネームに「ミニマリスト」を付けてるうえに、事業名を「Minimalist」にして代表まで名乗っている。

誰から許可をもらうことなくです。

 

だからミニマリストになる方法は、物を減すことでもなく、キャリーケース1つで旅をすることでもない。

「ミニマリストになる覚悟」を持つことなんです。