家具レンタルCLAS代表・久保裕丈さんのモノ選びはトコトン合理的

The following two tabs change content below.

ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

※この記事は2部作の後編です。

前編:37歳独身、イケメン、東大卒の初代バチェラー・久保裕丈が始めた家具シェアサービスって? 家具を持たないミニマリストしぶが話を聞いた | 【es】エンタメステーション

しぶ
CLASの取材、ありがとうございました。

それと良ければ、久保さんのカバンの中身も取材させて頂くことは可能ですか?

久保さん
ぜひ!
しぶ
急なお願いにも関わらず、寛大な対応ありがとうございます。

ではでは…

 

SPONSORED LINK

久保裕丈さんについて

久保裕丈(くぼひろたけ)

家具レンタル「CLAS」の代表取締役。

2017年にはAmazonプライムビデオの恋愛ドキュメンタリー「バチェラー・ジャパン」の初代バチェラーを勤めた。

著書に「その恋はビジネス的にアウト」。

しぶ
久保さん、これまでに持ち物を公開する機会はありましたか?

初代バチェラーの持ち物、皆が興味あると思うのですが。

久保さん
いやー、見せたことないですね。

初めてです。

しぶ
この取材もしや、かなりレアなのでは…?

 

愛用リュックはマルタン・マルジェラ

しぶ

さっそくなんですが、お使いのカバンについて聞かせてください。

リュックはどちらのものですか?

久保さん
リュックはマルタン・マルジェラですね。

仕事の際はいつもリュックを背負っています。

しぶ
マルジェラ…

めっちゃ高いやつだ。

久保さん
極端に高くはないですよ。

20万とか、それくらいだったと思います。

しぶ
リュックがもう、バチェラーですね。

 

ちなみに愛用のキャップはセレクトショップ「RESTIR」で購入した物。「社長が知人」など、人の繋がりで購入することが多いそう。

しぶ
「仕事の際はリュック」とのことですが、あえてリュックを選ぶ理由は何でしょう?
久保さん
両手を空けておきたいのと、体への負担が少ないからです。

カバンを肩にかけるって体に負担がかかるし、バランスも崩しますよね。

しぶ
健康の優先度が高いから、両肩にバランスをかけられるリュックにしていると。
久保さん
お洒落をするには、クラッチバッグが好きなんですけどね。

しぶさんも著書に書いていたように「健康を維持するのが一番コスト効率が良い」という観点でいくと、リュックが一番。

カバンに関しては仕事時のリュックと、飲み会やちょっとした外出時に使うクラッチバッグの2種類しか持っていません。

しぶ
おお、僕も同じ理由でリュックとクラッチの2種類しかカバンを持ってないです。

思考パターンが近い…?このままリュックの中身も拝見しますね。

 

取材とボクシングに合わせた、カバンの中身

①Tシャツ ②イヤホン ③折りたたみ傘(フロータス) ④ワックス ⑤ハンカチ ⑥ノートPC ⑦財布(フィリップリム) ⑧歯ブラシ ⑨メガネ(tomas maier)
しぶ
リュックの大きさに対して、中身の物が少ない。
久保さん
夏場なので、替えのTシャツと下着を持ってます。

それとキックボクシングをしているので、隙間時間が30分でもあれば練習へ行きますね。

しぶ
30分の隙間時間で…!

バチェラー放送時もキックボクシングへ通うシーンがありましたが、ここまでストイックとは。

久保さん
あとは無駄な荷物を持たないために、紙を持ち歩かないです。

仕事で書類を頂く機会も多いのですが「データにして後で送ってください」と伝えて、その場では受け取らないよう心がけてます。

しぶ
持たないだけなく、受け取らない。

徹底してますね。

久保さん
紙で持たないのは、情報漏洩のリスクを回避するためでもあります。

実物を持ち歩いて紛失、社内の機密事項を漏らすわけにはいかないので。

しぶ
なるほど。

プライバシーのために実物を持たない…というのは僕に無い視点だったので勉強になります。

久保さん
あとはタクシー移動が多いので、傘も折り畳みしか持っていません。

荷物を減らすために「紙を持たない・大きな傘を持たない」は意識してますね。

 

「汎用性の高さは、無駄の少なさ」

白シャツx黒スキニーで取材に来た久保さん。僕のコーデと上から下までお揃いです。

しぶ
今日は僕のコーデに合わせてモノトーンを着てくださったとのことで、絵面がペアルックになってますね。

それはさておき取材と関係なしに、物を買う際よく選ぶ色はありますか?

久保さん
取材に合わせた…というのに関係なく、プライベートでもモノトーンの白黒を買うことが断然多いですよ。

シンプルに白と黒が、汎用性高くて無駄が少ないので。TPOに合わせ辛い色物ばかりだと、持て余しますから。

しぶ
それは意外でした。僕の勝手なイメージですが、派手な色が好きそうだと思い込んでたので。

バチェラーだけに赤とか。

 

▽事実、久保さんのインスタに投稿されている最近の写真もモノトーンの服ばかりでした。

久保さん
色物も持たないわけではないですが、アクセントとして小物でいくつか持ってる程度です。

あとはバチェラーの時がそうだったんですが、撮影や取材で「こういう服装で来てください」と指定された時くらいしか服は買わないですね。

しぶ
めちゃくちゃ合理的だ…

そういえば、CLASで貸し出している家具も「濃い茶色」と「薄い茶色」の2色でしたよね。

これも汎用性を考えてのことですか?

久保さん
はい。モノトーンの話を家具レンタルで例えるなら、「薄い茶色=白」「濃い茶色=黒」という感じです。

インテリアの場合は茶色の2パターンだけ用意しておけば、大体の部屋ににマッチするので。

しぶ
なるほど、言われてみれば賃貸の間取りは茶色ベースのインテリアが多いような。

逆に、白や黒一面の部屋って少ない。

久保さん
だからCLASでは汎用性の高い2色のみ取り扱うことで、あえて選択肢を少なく絞っているんですよ。

ソファーや椅子が10種類もあったら、みなさん迷ってしまいますから。

 

▽CLASの家具で取り扱う色は「ホワイトオーク」「ウォルナット」の2色。

しぶ
僕の本にも書いた「人は選択肢が増えるほど、前頭葉が迷って判断が遅くなる」という話ですね。

CLASだと「インテリアに合わせて色を考える手間」を省いてあげることで、レンタルの敷居を下げていると。

久保さん
まさに。

選択肢が多いとか、悩みが多いって良い状態ではないですよね。

しぶ
物に関する”悩み”でいうと、やはり家具が一番悩みますね。

家具は買うのにも処分するのにも大きなコストが掛かる…

もっと気軽に借りたり、手放せるようにCLASが普及して欲しいです。

 

しぶ
それはそうと、久保さんはCLASを始める前から”ミニマリスト”という言葉は知っていましたか?
久保さん
もちろん!

僕自身も物をたくさん買うタイプではないですし、その分レジャーやご飯にお金を使うことが多いです。

そもそも、ミニマリスト的な思考がないと「家具レンタルを始めよう」という発想にならなかったと思います。

しぶ
まさか久保さんから、ミニマリストに通じる話が聞けるとは。

バチェラーの久保さんとは違う一面を垣間見れて新鮮でした。

CLASの発展、今後とも楽しみにしてます!

 

月額500円から始める「買わない家具」CLAS

久保さんが手がけるCLASは本日8月29日より、東京・神奈川・埼玉・千葉を対象にサービス開始。

「買わない家具」がコンセプト。初期費用無料・月額500円からお洒落な家具をレンタルできます。

 

CLAS、宣伝を抜きにしても素晴らしいサービスだと思います。

なんせ対談をお願いする前からずっと、ブログの過去記事でも「CLAS良いよね」と取り上げていた程。

 

僕自身これまでに何度か家具レンタルを試みたものの、やはり値段とクオリティに釣り合うサービスが無くて諦めたんですよね…

(借りれる家具の質がイマイチで高価、縛りが2年と長かったり。CLASの縛りは半年)

その点、CLASは丁度よくて手軽。対象エリアに住んでいるなら利用したいと純粋に思います。

久保さん、ゆくゆくは僕の住む福岡まで全国にCLASをよろしくお願いしますー!

CLAS公式サイト:家具のレンタルサービス CLAS(クラス)| 家具を買わない生活 はじめよう

取材協力

カメラマン:廣田貴弘

取材場所:サンクチュアリ出版