ミニマリストしぶ
最新記事 by ミニマリストしぶ (全て見る)
- 2冊目の著書を発売しました。なんと4年ぶり…【手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択】 - 2022年3月11日
- ミニマリストしぶの全持ち物リスト219個と、所有の理由まとめ(2021年7月更新版) - 2022年1月10日
「格安物件だと住み心地悪いんじゃないの?」
この記事はそんな疑問を持つ方へ向けて書いています。
家賃19000円の家に住むしぶです。(@minimalist_sibu)
僕は地元の福岡県で家賃19000円、管理費3000円の物件で生活をしています。
このうち3000円の管理費には使い放題の水道代が含まれているので実質の家賃は19000円です。
▼画像は僕の賃貸契約の内容。
格安物件を見つけたおかげでトータルの初期費用は8万円で済みましたし、
固定費である家賃が安く抑えられているので僕の1ヶ月の生活費は60000円〜70000円に収まっています。
家賃が19000円と話すと周りから驚かれることも多く、
「そんな安い物件で満足に生活できるの?」
「騒音とか周囲の環境に問題があるんじゃないの?」
と言われてしまいますが、以下の画像のとおり僕の部屋はいたって普通のマンション。
ただし、家賃が安いだけの物件を見つけたとしても、住み心地が悪ければ意味がありません。
”高くて良い”のは当たり前、”安くて良い”物件を見つける必要があります。
実はこの1年以内に現在の19000円物件と、家賃40000円物件の2つを同時に契約していた(2ヶ月だけ住んですぐに解約した)時期があるのですが、
僕は今の物件を「超アタリ物件」だと思っていて、不満もなくとても快適に暮らせています。
部屋探しにもコツがあって、家賃20000円以下の格安物件でも条件を絞って探せばアタリ物件は必ず見つかります!
そこでこの記事では僕が”安くて良い”物件を見つけるために、
現在の物件を決めるにあたって重視したポイントを12項目にまとめて紹介します。
安くても満足できる物件探しのポイント
1. 木造アパートではなく「鉄筋コンクリート造」のマンションを選ぶ
家賃2万円付近の物件だと木造のアパートが圧倒的に多いです。
僕が物件を決めるにあたって「防音性」はある程度確保したいと思ったので、
木造の物件ではなく「鉄骨造形」「鉄筋コンクリート造」「鉄筋鉄骨コンクリート造」のマンションを選ぶようにしました。
一概に鉄骨造だから防音性が良いと言えるわけでもなく、鉄骨でも壁が薄かったり防音性が悪い物件もありますが、
物件を選定する1つの指標にはなります。
家賃2万円付近の物件だと木造アパートが多いですが、根気よく探してみると鉄骨マンションも見つかります。
2. プロパンガスではなく「都市ガス」物件を選ぶ
それぞれ物件で扱っているガスの業者は2種類に分かれます。
- 物件付近に設置されたガスボンベからガスが供給される「プロパンガス」
- 街に張り巡らされたガス導管を通じてガスが供給される「都市ガス」
生活費を安く抑えたいなら必ず「都市ガス」の物件を選ぶようにしてください。
都市ガスではなくプロパンガスを選んだ場合、毎月のガス料金が都市ガスに比べて2~3倍近く請求されてしまいます。
▼ぼくは都市ガスの物件に住んで入浴は近くのジムで済ませていますが、基本料金だけなら1000円以下で済みます。
最近は冬になって外に出るのが面倒になったので、家で入浴をする回数が増えましたがそれでも2000~3000円で収まっています、
これがプロパンガスで毎日入浴している人なら5000円を超えることもザラです。
3. 繁忙期の1月〜3月を避けて、閑散期の4月〜9月に契約する
繁忙期を避けて物件探しをするほうが家賃を安く抑えられます。
引っ越しシーズンの3月とその直線の1月2月は、物件の空きも増えますが家賃は強気に設定されていますし、理想の物件が見つけてもすぐに他人に取られる可能性があります。
参照元:部屋探しでいちばんおすすめの引越し時期 | 住もう賃貸!
僕は1月に契約しちゃったのですが、他の時期に探しておけばもっと安く抑えられたかもしれません。
それと今年の8月に実家の引っ越しで物件探しを手伝ったのですが、
閑散期の8月だったこともあり家賃2000円の値下げ交渉と礼金1ヶ月を無料にしてもらうことができました。
4. 角部屋を選ぶ
家賃を抑えることに関係なく、物件探しするときのお決まりではありますが、
防音性を考えるならできる限り角部屋を選びたいところ。
「隣に人が住んでいない」というのは精神的にもかなり楽です。
出窓がついて換気性も上がりますし、壁一面の部屋よりも開放感があるので、狭い部屋に住んでも圧迫感を感じません。
「角部屋にすると値段が高くなる」場合があるようですが、僕の物件は角部屋や階数に関係なくどの部屋も家賃が同じだったので、
すかさず角部屋の部屋を選びました。
5. 築25年〜30年くらいの「バブル経済期」に建てられたマンションが狙い目
これは不動産の方に聞いたお話ですが、いまから築25年〜30年前に建てらてた物件は「バブル経済期」に建てられたマンションで、
しっかりと予算をかけて作ってある物件が多いそうです。
僕の物件ももうすぐ築30年になりますが、築年数の割には建物もしっかりとしているのに家賃がとても安い。
バブル期に建てらてたマンションは、古くなって家賃が安くなっているのにも関わらず作りはしっかりしているので、
家賃の安い物件を探している人にとって狙い目の物件といえます。
6. エレベーターのない5階建てマンションが狙い目
建築基準の問題で、高さ31メートル以上の物件はエレベーターの設置が義務つけられています。
参照元:エレベーターの設置は何階建以上なのですか? – 現在の基準はマンション等、… – Yahoo!知恵袋
なのでほとんどの物件は6階以上になるとエレベーターが付いていることが多いです。
ということは反対に5階以下のマンションはエレベーターが設置されていない場合が多いということ。
「階段で5階まで登るのはキツイ・・・」という方も多く、エレベーターなしの5階建てマンションは避けられやすい傾向にあります。
そういった理由から、階層が5階以下の物件は家賃も安くなっている可能性が高く「家賃が安いのに上の階は空いている」という場合があるのです。
7. 平米数の狭い部屋を選んで家賃を抑える
ミニマリストな生活をしていると部屋に置く物が少なくて済むので、
スペースの狭い部屋で十分生活できてしまいます。
▼僕の部屋が寝具のマットレスと作業デスクの2つが置いてあるだけです。
物が多い生活をしていると、それだけ物を置くスペースを確保するために無駄に広い物件を探す必要があります。
現在住んでいる部屋の家賃を平米数で割ってみると、1平米あたりいくらのお金を払っているかがわかるので計算してみてください。
物を減らせば狭い部屋で十分生活できるようになりますし、そのぶん家賃の安い物件で満足できるようになります。
「固定費を下げるために、今住んでいる部屋よりも安い部屋に引っ越したい」という方は、狭い部屋でも満足できるように物を断捨離することからおすすめします。
物を捨てられない人は下記の記事を参考に断捨離を行ってみてください。
関連記事:物を捨てられない人は、メンタリストDaiGoの「ミニマリスト入門」を学ぶべき
8. 自分が歩ける範囲で、できる限り駅から遠い場所を探す
駅から遠くなればなるほど家賃は安くなっていきますし、電車の騒音も避けることができるので静かな環境に住むことができます。
人それぞれで、自分は駅徒歩〜分以内じゃないと無理と基準は変わりますが、
家賃を抑えたいなら「ちょっと不便」な場所に住むくらいが丁度良いと思っています。
余分に歩く分、運動にもなりますし家賃が抑えられるので、健康にも節約にも繋がります。
僕は散歩やウォーキングを積極的に行なっているくらい歩くのが好きなので、駅から徒歩10分の場所に住んでいます。
(職場が家なので、電車を使う機会も少なくもっと遠い場所でも良かったかなぁと思ったりもします)
自分がギリギリまで歩ける距離で、できる限り駅から遠い物件を探してみてください。
9. 気になる物件が「お祝い金キャッシュバック」の対象じゃないかチェック
「この物件がよいな〜」とある程度目星がついたら、その物件がキャッシュバックの対象になるかチェックしましょう。
物件によっては「成約お祝い金のキャッシュバック」を受け取れる可能性があります。
キャッシュバックの対象かどうかは「キャッシュバック賃貸」で確認することができます。
▼家賃20000円以下の格安物件であっても「5000円キャッシュバック」が用意されています。
この「キャッシュバック賃貸」を通して物件をお問い合わせてしておけば、
成約後に現金でキャッシュバックを受け取ることができます。
▼キャッシュバックを受け取るまでの流れは以下の画像のとおり。
もしも「キャッシュバック賃貸」を通さずに賃貸を契約して、後日キャッシュバック対象であると気づいても手遅れになっていまいます。
家賃2万円〜4万円でも5000円のキャッシュバックが貰えますし、
極端な話になると家賃が15万を超えてくると10万円のキャッシュバックが受け取れる物件もあります。
額が大きくなればなるほど侮れないですね。
周辺環境のチェック項目
10 . 近所もしくはマンション内にコインランドリーがあるかチェック
僕の場合できるだけ物を持ちたくないという思いがあるのと、一人暮らしの初期費用を抑えるために洗濯機を購入していません。
洗濯機を置くと場所も取るし、電気代かかるし、引っ越しの時も面倒です。
なので僕は洗濯をするときはマンション内に併設されているコインランドリーを利用しています。
コインランドリーなら洗濯から乾燥まで終わらせてくれるので、無駄な家事の手間を省くことができますよ。
11. 近所にスーパーはあるかチェック
過去に家賃40000円の家に住んでいた時はかなり都会に位置していたので、
近所にスーパーがなくコンビニに通う生活を行なっていたせいで食費が高くつきました。
近くにスーパーがなければ通販を使う手もありますが、新鮮な食材はスーパーに行かないと手に入らないのでリアルな買い物は欠かせないもの。
生活費を安く抑えたいならスーパーの位置はぜひ意識しておきたいポイントです。
12. 近所にスポーツジム、もしくは銭湯があるかチェック
・・・これは家賃を安く抑えるためというよりも、完全に僕個人のこだわりですね笑
近所に大浴場&サウナ付きのスポーツジム、もしくは銭湯があるか!
特に僕はサウナに入るのが好きで週に2~4回は入っているので、近所にサウナがないと困る!
ただ、僕のようにサウナ好きじゃなくても、近所のジムや銭湯で入浴を済ませるメリットはかなりあります。
最近のスポーツジムや銭湯は月額固定で使い放題になるフリーパスを発行している場所も多いです。
例えば僕が通っているスポーツジムは毎月7500円でスポーツ器具も大浴場も使いたい放題。
特に1人暮らしの場合1人がお湯に浸かるためにお風呂をためるのはコスパが悪いですし、
「プロパンガス」の物件に住んでいる人なら近所のジムや銭湯で入浴を済ませた方が安くなる可能性があります。
それに家の狭い風呂で入浴するよりも、大浴場で入浴したほうが快適で生活の質も上がりますよ。
(まとめ)条件を絞れば、格安物件でも快適に生活できる
最後に、この記事で紹介した物件さがしのポイントをまとめておきますね。
- 木造アパートではなく「鉄筋コンクリート造」のマンションを選ぶ
- プロパンガスではなく「都市ガス」物件を選ぶ
- 繁忙期の1月〜3月を避けて、閑散期の4月〜9月に契約する
- 角部屋を選ぶ
- 築25年〜20年の「バブル経済期」に建てられたマンションが狙い目
- エレベーターのない5階建てマンションが狙い目
- 平米数の狭い部屋を選んで家賃を抑える
- 自分が歩ける範囲で、できる限り駅から遠い場所を探す
- 気になる物件が「お祝い金キャッシュバック」の対象じゃないかチェック
- 近所もしくはマンション内にコインランドリーがあるかをチェック
- 近所にスーパーがあるかをチェック
- 近所にスポーツジムもしくは銭湯があるかをチェック
以下の条件に当てはまる物件を探していけば、家賃の安い物件でも満足に生活できる部屋を探すことができます。
これから一人暮らしを始める人、引っ越しを考えている方は参考にしてください!
(おまけ)格安物件を探すのに便利な不動産サイト
さいごに、良い条件の物件に出会いたいのであれば、とにかくたくさんの物件情報を見ましょう。
物件をたくさん見て、比較して、内見する。
けっきょくこれしかありません。
なので物件情報を探すために役立つ不動産サイトをまとめました。
HOMES
特に引っ越す予定がない時でも物件情報を見ているくらい、僕は暇さえあれば物件をチェックしています。
僕も現在の部屋を探すために一番最初に使ったのが「HOMES」です。
個人的にはここが1番見やすい。地図の詳細とか絞り込みの条件が細かく指定できるんですよね。
CHINTAI
CHINTAIもHOMESと同じく物件探しの定番サイトです。
過去に僕のお部屋を取材してくださり、雑誌に掲載させてもらったのが「CHINTAI」です。ありがたや。
SUUMO
こちらも鉄板の不動産サイト。
「HOMES」「CHINTAI」「SUUMO」の3社は鉄板ですね。
スマイティ
価格.comが運営している不動産サイトです。
物件情報が毎日更新されているので情報も新しいですし、価格.comが運営しているだけあって「キャッシュバック」制度も充実。
▼定期的にキャッシュバックキャンペーンを行なっているので要チェックです。
キャッシュバック賃貸
この記事の9項目目「 気になる物件がお祝い金キャッシュバックの対象じゃないかチェックする」でも紹介したサイトです。
東京6万円以下の専門店「部屋まる。」
東京の格安物件に絞って情報が掲載されているサイトです。
「中居正広のミになる図書館」「新報道2001」「効きにくい事を聞く」の3つテレビ番組で紹介された実績もあります。
おまけにクレジットカードで支払いができる物件に絞っているので、高還元なクレジットカードで支払えば更にお得に。
▼東京でも郊外ならバストイレ別のアパートで家賃15000円とかで住めるんですね。
MAXでも60000円の物件しか掲載されていないので、東京で格安物件を探している人におすすめです。