最終更新日: 2019/06/06

1.6倍長生きに!最強の健康法「1日1食」をやってみた感想とその効果。

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

健康ブームの広がりで健康意識の高い人が増えてきました。

中でも健康ヲタクな人がこぞって実践している「1日1食」が気になる。

『1日1食ってお腹が空いて辛くない?』

『健康になるどころか栄養失調になるんじゃないの?』

そんな疑問を解決するために「1日1食」に関する本を調べてみるとどんどん出てくる!

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1日1食で若々しく健康になれる!

1日1食で糖尿病や慢性病、アレルギーが完治!

頭が冴えて集中力がアップ、デキるビジネスマンになれる!
しぶ
本当だったらすごいよなこれ・・・

ぼくも最近アトピーが悪化していて肌荒れで辛い思いをしてるから、

1日1食にすれば健康になって肌荒れを改善できるかもしれない!

本をいくつか読んで、「なぜ1日1食で健康になれるのか?」そのメカニズムを詳しく調べました。

そして自分が実際に1日1食をやってみて2ヶ月が経ったのでその経過を報告します。

参考文献:できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !

 

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人気有名人もやっている「1日1食」

1日1食をやっている有名人はとても多いです。

タモリさん、ビートたけしさん、福山雅治さん、水谷豊さん、ピンクレディーのmieさん、片岡鶴太郎さん、ジャパネットたかた社長など。

みんな若々しくて元気な人ばっかりじゃん!

1日1食を実践している有名人を思い浮かべて見ると、みんな肌や髪が健康的で元気に過ごしている方が多い。

あのオバマ大統領も超少食を実践しているということから「できる男は超少食」というタイトルの本もあります。

 

1日1食による「カロリー制限の効果」は医学的根拠がある

カロリー制限をしないサルはそうでないサルに比べて病気と死亡リスクが3倍に跳ね上がるというデータは有名。

加齢に関わる原因で死亡したサルの数は、カロリー制限がないサルの場合 38匹のうち14匹ですが、カロリー制限をしているサルの場合は38匹の内わずか5匹だったそうです。

参考文献:Monkey caloric restriction study shows big benefit; contradicts earlier study

カロリー制限による長寿効果が認められた実験は他にもあります。

▶︎「腹7分にした猿は好きなだけ食べた猿に比べて1.6倍長生きした」

▶︎「マウスを腹6分で育てたら寿命が2倍になった」

▶︎「1日好き放題食べて1日断食すると長寿遺伝子が活性化する」

参考文献:A randomized pilot study comparing zero-calorie alternate-day fasting to daily caloric restriction in adults with obesity. – PubMed – NCBI

 

歴史をたどってみても江戸時代までは1日2食、1日に3回食べるようになったのはつい最近のこと。

本来人間は「飢餓に強く、飽食に弱い」生き物なんです。

僕も周りから「痩せの大食いだよね」って言われることもしばしば。アトピーが悪化したのも食べ過ぎが原因だったんですね。

現代の1日3食が当たり前になりむしろ食べ過ぎで肥満や糖尿病、アレルギーやアトピーという病気をもつ人が急増してしまいました。

だから「飽食」になった現代の食スタイルを見直して、本来ヒトの正しい食生活である「1日1食」に回帰する人が増えてきているのです。

 

1日1食が健康と言われる理由

消化吸収に使われるエネルギーが排毒に向けられる

「1日3食はフルマラソンと同じ」

毎日三食をきちんと食べるとその消化吸収エネルギーは、なんと42,195キロを走るフルマラソンで消化するエネルギーに相当します。

たしかに、いつも昼ごはんをおなかいっぱい食べると眠くなって仕事や勉強に集中できないんですよね。

当然1日1食になれば消化に使われるエネルギーが少なくなるので食べ過ぎによる眠気も感じませんし、睡眠時間の短縮に繋がります。

また神経や脳の”汚れ”もデトックスされ集中力もアップ、仕事や勉強でも高いパフォーマンスを発揮することができます。

 

長寿活性化遺伝子「サーチュイン遺伝子」が活発になる

1935年には、すでに「マウスを腹6分」で育てたら寿命が2倍に延びる」ことが証明されていました。(米・コーネル大学、博士)

2009年、アカゲザルを使った研究でも、腹七分にしたサルは好きなだけ食べたサルに比べて1.6倍長生きしたという結果が発表されました。

(米・ウィスコンシン大学)

この「サーチュイン遺伝子」はカロリー制限をすることによってスイッチがONになることがわかっています。

1日1食をすると若返る!と言われる理由がこれで、空腹の時間が長ければ長いほど長寿効果が活性化していきます。

 

1日3食でいつもお腹が満たされる生活になれてしまうと、「お腹が減るとエネルギー不足になってむしろ健康に悪いんじゃないか?」と思いがち。

むしろそれは逆で、空腹の時間が長い方か健康であるという考えが主流になりつつあります。

 

空腹の時間が増えて腸を休ませることができる

日本人の3人に1人に腸の傷があるとしたら、腸から侵入するさまざまな物質にアレルギー反応が起きるのも当然です。

では、腸の傷は、どうしてできたのでしょう。

「食べ過ぎです。朝も昼も晩もしっかり食べたうえに、間食する。そんな生活を続けていたら、胃腸がいつも働き通しです。

だから「腸をきれいにする必要があります。それには少食しかありません。」

参考文献:できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !

アレルギーやアトピーに肌荒れは1日3食による「腸の使い過ぎ」が原因とされています。

”肌は内臓の鏡”と言葉があるように、ニキビや湿疹ができるのも食べ過ぎによって腸や内臓が疲れてしまうから。

 

よく「体から毒を出して健康になろう!」と考えている人も、半身浴やサウナをして汗をいっぱいかきますよね。

それと同じデトックス効果が1日1食の空腹によって得られるわけです。

 

1日1食で食べるべき食品

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しぶ
僕は和食が大好きなのでいつも玄米&魚料理メインの粗食が中心です!

和食は人類が到達した理想の食事と結論づけています。

2013年、和食は世界遺産にも登録されました。

それは和食が健康面からも、文化面からも世界トップの料理だということです。

参考文献:できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !

お米を中心とした和食は世界に誇れるスーパー健康食なんです。

そして日本食が健康と言われる理由のひとつはタンパク質源が「肉」ではなく「魚、大豆」であること。

1970年ごろ、大腸ガンの死亡者数が多いのは1位アメリカのサンフランシスコ。2位イギリスのブリストル、3位チリのサンチャゴ。

そして、肉の消費量も、まったく同じ順位。

つまり、どんな病気も肉と正比例しています。

参考文献:できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !

世の中にはベジタリアンを名乗る人たちがいるくらい、「お肉の食べ過ぎは体に良くない」というデータが多く見つかっているんですね。

だから日本食ではお米に味噌汁といった発酵食品を食べるので腸内環境が綺麗になりますし、

魚や大豆といった体に優しいタンパク質を食べることになるので世界1健康的な食事と認定されているんですね。

 

実際に「1日1食」をやってみた感想&実感できた効果

空腹には1週間で慣れた

「1日1食って絶対お腹空くだろうな」と思っていました。

うん。実際めちゃくちゃお腹減るし常にグーグーなって辛かった。

でもそれは最初の開始数日の間だけで、2〜3日目を境に体が慣れてきました。

そんな僕も1日1食を始めてはや2ヶ月、慣れの力って凄いんだなぁとしみじみ実感しております。

 

明らかに肌の質が良くなった

アトピーの調子がだいぶ改善されました。これが一番嬉しい!

いつも乾燥肌で悩まされていた僕も、少しツヤとテカリが出てきて健康的な肌に。

とくに嬉しかったのが「かゆみ」を感じ難くなったこと。

かゆみで肌を掻き壊す回数が減ったのが大きな理由ですね。

 

昼間の眠気を感じなくなって早寝に

1日1食に変えてからは「夕食」のみに、朝はお水やカロリーのない飲み物を飲むだけ。

3食だった頃は「お昼から仕事をがんばるぞー」と思いつつも、ランチを食べると眠気が襲ってきて集中力散漫になっていましたが、

1食だと常に空腹なので目がピンピン冴えていますし、眠くならないからずっと集中していられる!

たとえ空腹が辛くても「1日1回の夕食を楽しみに頑張るぞ!」と気分が前向きな気持ちに。

そして1日の終わりに夕食を食べて、自然な眠気でそのまま眠れるので終始時間が早くなりました。

 

自由な時間とお金の節約になった

1日3食の準備にかけていた時間とお金が一気に1/3になるので、自由な時間とお金の節約に繋がります。

健康になれるしお金は貯まるで最高すぎる・・・!

そして1食にかけられる予算も増えるので、食事のクオリティも上がってますます健康になっていきました。

 

少しずつ食べる量を減らして「1日1食」に近づけていこう!

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さすがに「1日1食は難しい・・・」と感じている人は朝飯を抜いた「1日2食」にチャレンジしてみたり、

朝ごはんや昼ごはんの代わりに野菜ジュースや豆乳を飲むことで摂取カロリーを減らしつつ、空腹感を紛らわすことができます。

他には細かな完食をやめるなどなど・・・長年の食生活を急に変えるのは危ないので、少しずつ食生活を変えていくのがおすすめです。

 

この記事で使った参考文献、引用元