どうも、ミニマリストしぶです。(@minimalist_sibu)
「ホーダー 捨てられない・片づけられない病」を読んだので内容をメモしておきます。
分厚い学術書で内容を完結にまとめるのが難しいので、箇条書きでメモしています。
当記事の参考文献・引用文:ホーダー 捨てられない・片づけられない病
ホーダーの定義とその特徴
アメリカでは片付けられない人、捨てられない人を「ホーダー」と呼ぶ。
極度のガラクタ収集癖をホーディングといい、彼らは自分の家をゴミで埋め尽くしてしまう。
他人から見ればガラクタやゴミだが、当人にとってはとても大切なものであると主張し続け処分を拒否するため、時によっては強制排除となる。
・アメリカでは20〜50人に1人の割合が「ホーダー」
・ホーダーは遺伝子レベルの病。
・物を溜め込むことで気分が落ち込んだり積極的になれないなどの影響を受けている。
・慢性的なホーダーは完璧主義の傾向が強く、決断力に掛ける。
・ホーダーは物を集めたり、取っておくことで安心感を感じる。
・あらゆる欲しいものを手に入れ、多くの持ち物を持ち歩くことはホーダーにとって「もしものときの備え」であり、備えなしでは精神が安定しない。
・衝動が抑えられない、チャンスを逃したくないという心理から物が捨てられない。(ギャンブル依存症の人と同種の症状)
・ホーダーは人付き合いが苦手なため人間に対して疑い深く、人間よりもモノと接することを好む。
・局所で社交性を発揮でき、頭の回転も早く職場では有能に見られるが、自宅はゴミ屋敷。
「ホーダー」の物に対する価値観
つまりホーダーとそうでない人の違いは”使い道がある」と感じるモノの数とその種類の多さでなのだ。
たとえば、ある年配のホーダーは、缶やビンのラベルを文房具として使おうと溜めこんでいた。
ただの物質主義者とホーダーとの間には基本的な違いがあることが示された。
物質主義者にとって、モノは彼らの成功と豊かさを外に向かって示す道具だ。
(中略)
反対に、典型的なホーダーは懸命に自分のモノを他人から隠そうとする。
彼らがモノを溜め込むのは、社会的なアイデンティティではなく自分だけのアイデンティティを作り出すためだからだ。
・「自分の所有物=自分自身」という執着が強く、モノに対して深く愛情を注ぐことができる。
・ホーダーと近い性質をもつ人種がいる。パプアニューギニアのマヌス島に暮らす人々は、物を神聖化し、それを無くすと愛する人を亡くした時のように悲しむことができる。
・対して、フィリピンで発見されたタサダイの人々は、物を必要としない生活をしているため、所有物にたいして価値を見出さない。(=非ホーダー)
・第三者から見てガラクタのような「古くなったり価値がなくなったもの、何も思い入れのない物」に対してもホーダー自身で価値を見出すことができる。
・ホーダーは所有することで行動力を得ることができ、権力が生まれるのだと考えている。所有することはパワー。
・物を集めるというコレクター精神は「物に対して求愛行動を求める」のと同種である。(コレクターはかなりの時間を費やし目当ての物を手に入れるために計画を立て、その瞬間がくるまでずっと待ち続けるから。)
・コレクターは自分で収集したものに対して幸福感を感じながら、細部まで鑑賞し喜びを感じることができる。コレクターにとって手に入れたモノのそれぞれは「物語」の一部を構成する重要なパーツである。
・ホーダーは使うものではなく、使わない物を手に入れる。ホーダーが喜びを見出すのは「物の使い勝手」ではなく、それらの「可能性」である。
