最終更新日: 2018/06/09

「金持ち」と勘違いされる、シンプルなお金の使い方

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

どうも、ミニマリストしぶです。(@minimalist_sibu

ミニマリストになってから「しぶ君って良いもの持ってるよね。たくさん使えるお金があって羨ましい」なんて言われたことがあります。

言われた当時こそ一人暮らしのフリーターで、月収15万円〜20万円と決して多くはなかったのにです。

 

お金があるように勘違いされた理由はシンプルで「持ち物を少なく絞っているから、1つ1つにお金を多く回せる」だけのこと。

先日「貧乏人ほど物が多い」という記事を書きました。

これって逆の捉え方をすれば「そこまで経済的に余裕のない人でも、物が少ないシンプルな生活をすれば裕福に見せれる」とプラスに考えることもできます。

関連記事:貧乏人の家に物が多い理由

 

ただし「ただ物が少ないだけ」では裕福には見られないでしょう。

結局の所、大事なのはお金の使い方です。

どこをケチって、どこにお金をつぎ込むか。

この記事では「どんなルールでお金を使っているのか」「どんな物にお金を使っているか」にフォーカスを当てて紹介していきます。

 

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基本方針は「一点豪華主義」(All-or-Nothing)

「毎日ファミレスではなく、日頃は自炊で質素な食事をしてたまに叙々苑へ行く」

僕はそんなお金の使い方が好きです。中途半端が1番嫌いだから。

必要な物には惜しみなくお金を使う、必要じゃない物には一切お金を出さない。

基本方針はそれだけです。

この考えによって「量より質」へシフトすることができ、「持ち物を少なく絞って、1つ1つにお金を回せる」ようになります。

 

「コンフォート原則」に従ってお金を回す

でもってどんな物にお金を回すのかという話ですが、シンプルに「毎日長時間使う物」です。

科学的にも「毎日長時間使う物にお金を多く使ったほうが幸福度が高い(=コンフォート原則)」という根拠があります。

コンフォート原則の例

  • スマホ     8時間
  • マットレス   7時間
  • 靴       5時間
  • お掃除ロボット 30分
  • 玄米      +1時間
  • ジャンクフード -1時間

この場合、一番使用時間の長い「スマホ」に多くお金を使ってあげると満足度が高くなります。

逆にジャンクフードにはお金をあまり使わない方が良いということ。

ジャンクフードは「物」ではないですし、厳密にはコンフォート原則と違いますが「使ったお金が浪費になるか否か」はお金を使う際の基準になります。

例のジャンクフードは一時的にお腹を満たしてくれても幸福感は長続きしません。

それだけなく、食べ過ぎると体調を崩して時間を失う可能性すらあります。

毎日ハンバーガーに100円使うよりも、玄米に100円回してあげた方が健康的で腹持ちも良いです。

関連記事:物を買って支払うのはお金じゃない。「物の消費=時間の消費」という認識はありますか?

 

「お金を惜しまない」と決めている物

ガジェット

  • iPhone
  • MacBook
  • スピーカー
  • イヤホン

スマホは言わずがな、電子書籍で本を読んだりYoutubeで動画を見たり・・・暇さえあればスマホを触ってます。

そんな使用時間の長い物だけに、アプリの起動や切り替えが遅かったり、バッテリーがすぐ切れたりするとストレスになってしまう。

なので一番使用時間の長いガジェットにお金を回しているのです。

「買った後も値崩れしない物」を選ぶのも重要です。

僕が毎年iPhoneを買い換えているのは「単純に好き」「便利だから」などの理由もありますが、「1年間使って中古で売っても定価の6〜7割で戻ってくる」という理由もあります。

Apple製品のように人気ブランドの商品、定番物やガジェット類は値崩れしにくい。

買う時の金額こそ高いものの、長い目で見れば安物を買うより安上がりということがよくあります。

「毎年10万円も払ってiPhoneを買い換えるなんてリッチだね」と言われたことがありますが、実際のところ旧型を下取りに出しているので3万円そこらしか払っていません。

 

健康ケア用品

  • 栄養価の高い食品(玄米・魚・豆乳・アボカドetc,,,)
  • サプリメント
  • エアリーマットレス
  • スポーツジムの会費

健康は幸せの第一条件。

日頃のパフォーマンスはもちろん、外見にも直結する重要ファクターです。

栄養価の高い食品、コンディションや睡眠の質を高めるサプリメント類、人生の1/3を過ごす寝具などにはトコトン拘ります。

ただし、先ほど説明したように「ジャンクフード」や「お酒・タバコ」の類にはお金を出しません。

悲しいことに、肥満だったり生活習慣が乱れている人に限って100円のお菓子を頻繁に食べてたりします。(昔の僕がそうだった)

なぜパンケーキは炭水化物なのに、流行のパンケーキ店に行列を作っている女性は、スリムな人が多いのか!? https://t.co/rXCDTv8a6T pic.twitter.com/mZQUpMn52z

— ゆうきゆう❤️マンガで分かる心療内科❤️ (@sinrinet) 2017年5月13日

 

生活家電

  • お掃除ロボット
  • スマホで操作できるスマート電球
  • カーテンを自動開閉させるデバイス「目覚ましカーテン」

僕は一人暮らしをしていた時期、毎日の掃除をルンバに任せていました。

ルンバは1番安いモデルで4万円と決して安くないのですが、掃除をルンバに任せれば自由な時間が増えて趣味や仕事に使えます。

長い目で見れば4万円の時間はすぐに回収できますし、家電類など良い物は長く使えます。

逆に、家具にはお金を回さない…というか家具は極力買いません。

収納するスペースが有れば有るだけ「全部埋めよう」と無駄な物を買ってしまいますし、部屋が狭くなってゴチャゴチャします。

飾ると濁る。ルンバちゃんも動き難いです。

 

衣服

  • 普段使いのリュック

「裕福」に見られるという点で、衣服は外見に直結するので一番お金を回す必要がありそうな項目ですが、僕はユニクロやGUなどのファストファッションで済ませています。

一時期は「2万円以下の服は買わねぇ!」とセレクトショップで売っているような服で揃えていました。

しかし僕の場合「ぶっちゃけ肌触りとかの違いがよくわからないし、最低限の水準を満たしていたらそれでいい」という結論に至りました。

それにどんなに良い服を買っても、所詮は布なのでいつかは劣化してしまうし「これを汚したらどうしよう」など不安事も増えて精神的に良くない。

ユニクロ等でも「安っぽい色を買わない、モノトーンで統一する」など正しい選び方1つでお洒落に見せることは可能です。

その代わり普段使いのカバンや靴などは1度良い物を買っておけば長く着続けられるので、できるだけお金を回すようにしています。

関連記事:「白黒」の2色でお洒落はできる。モノトーン統一でお洒落なミニマリストを目指そう

 

書籍代

情報は武器。

攻略本のように、事前に情報を知っておけばゲームを有利に進めることができます。

先ほど説明した「ユニクロでもお洒落はできる」と自信満々に語れるようになったのは、ファッションに関する本を読んで服に関する情報を得たからです。

1冊1500円のファッション本でしたが、「たったの1500円で、年に1000万円も服に使う専門家の知識に触れることができた」と考えるとかなりコスパの良い投資ですよね。

 

幸せにお金を使えば、風格は勝手についてくる

この記事では「金持ちと勘違いされる」とタイトルを付けましたが、自分にとって「幸せなお金の使い方」ができていれば幸せオーラが勝手にあふれ出ます。

結果として「金持ち」らしい風格になるのでしょう。

それにミニマリストとして、少ない持ち物で生活をしようと心がけていれば自然と「選択と集中」が上手くなるんです。

僕自身、お金持ちに見られたくてミニマリストを目指したわけではありません。

でもどうせなら「貧相」より「裕福」に見られるほうが気持ち良いですよね。

 

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