最終更新日: 2017/01/05

必要なのは布団と将棋盤だけ。”3月のライオン”主人公の部屋はどうして物が少ないの?

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ミニマリストしぶ

少ない物で身軽に生活をすること、ミニマルデザインなグッズを収集するのが趣味。座右の銘も「少数精鋭」です。■ 「less is _ jp」監修デザイナー ■ Minimal Arts Inc 代表取締 ■ 著書「手ぶらで生きる」

画像引用元:アニメ「3月のライオン」1話

しぶ
殺風景過ぎてワロタ

ベランダから川の見えるワンルームに置かれているのは布団と将棋盤だけ。
写真はアニメ「3月のライオン」主人公である桐山零の住んでいるマンションの一室。どうしてここまで物の少ない生活を送っているのでしょうか?

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彼の職業は「プロ棋士」

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しぶ
最年少のプロ棋士である主人公の年収は17歳にして700万超え。すげぇ。

部屋には布団と将棋盤だけ、そんな彼の職業は「プロ棋士」と呼ばれる将棋のエキスパートです。シーズン毎にプロ棋士同士が将棋をして貰える「対局料」をあてに生計を経てています。
収入を増やす為には沢山勝ち進んで対局数を増やしていく必要があります。プロの世界は勝つか負けるか弱肉強食の世界。

作品の主人公、桐山零は最年少でプロ棋士になった神童。17歳にしてプロ棋士として年収700万を超えていますし、トップ棋士になると億を超える金額を稼ぎます。

必要なのは「将棋とだけ向き合える環境」

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将棋で起こりうる局面の数は宇宙に存在する水素原子の数より多い、理論上コンピューターでも計算しきれないほど多いという論文もあります。(最近ではAIがプロ棋士に勝利するというニュースもありましたが)
主人公はプロ棋士である父親の元に育ち、幼少期からひたすら将棋漬けの生活を送っていました。そしてプロになってからも対局で勝ち進む為に毎日毎日盤面の研究に没頭しています。彼に求められているのは相手との勝負に勝つ為の強さ。

打って打って打ちまくって寝る、起きたらまた打ち始めての繰り返し。

そのために「将棋とだけ向き合える最適な環境」がこの殺風景な部屋になっているわけです。

カップ麺ばかり食べる食生活も彼なりの時短術

カプ麺うまいよね。時短にも繋がりますし、将棋での対局は頭をフル回転させるのでプロ棋士は良く糖分を摂取していますね。

本当に大切な1%のために100%集中する

しぶ
本当に必要な物以外は何もいらない。シンプルに本質とだけ向き合えば良いんです(ドヤ)

布団と将棋盤さえあればひらすら将棋に没頭することができます。それさえあれば他に何もいらないし、むしろ物が増えれば増えるだけ余計なノイズが増えて思考や判断を鈍らせてしまいます。
この極限まで物を減らした殺風景な部屋が主人公にとって一番将棋に集中できる環境なんです。

ひたすら没頭したい何かがある人には、彼のような物の少ない部屋で過ごしてみればパフォーマンスも高まるはず。